2021 Fiscal Year Research-status Report
妊産婦と母子への防災・減災教育プログラムの開発・評価
Project/Area Number |
20K10863
|
Research Institution | Kobe Women's University |
Principal Investigator |
細川 由美子 神戸女子大学, 看護学部, 助教 (00783573)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 妊産婦 / 母子 / 防災 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度全国の周産期医療施設に、防災対策の現状、妊産婦・母子への防災教育の現状について調査研究を行った。この調査により、周産期医療施設の多くは、施設内の災害マニュアルや避難訓練、建物などの対策の整備は進んでいた。一方で、災害対応できるスタッフの整備や災害時に対応できる助産ケアの訓練は十分とは言えなかった。回答のあった周産期医療施設のうち、妊産婦・母子への防災教育を実施している割合は、1割に満たなかった。今後は、本研究のテーマである妊産婦・母子とその家族に対する防災教育を実施し、当事者の自助を高めていくことは、非常に重要である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2021年度は、妊産婦・母子とその家族に対する防災教育を実施し、災害時に重要な支援者である、全国の周産期医療施設の防災対策の課題、妊産婦・母子への防災教育の課題や促進できる方策について検討した。2021年度の結果から、2022年度は、周産期医療施設で防災対策を進め、同時に妊産婦・母子への防災教育を進めるプログラムを実施し、効果測定を行う。
|
Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、妊産婦・母子への防災プログラムを策定、実施し、効果測定を行う。
|
Causes of Carryover |
2021年度は、全国の周産期医療機関への調査研究を行ったため、郵送費などの使用額が非常に高額となったため。
|