2020 Fiscal Year Research-status Report
Preventing Secondhand Smoke Exposure for Pregnant Women in Indonesia
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20K10868
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
稲岡 希実子 国際医療福祉大学, 成田看護学部, 助教 (10641839)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | Behavior Therapy / Graphic Novel / Indonesia / Pregnant Women / Male / Second-hand smoke / RCT / Health Belief Model |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、(1)ランダム化比較試験研究によって、妊娠中の女性の家庭内受動喫煙暴露率の低下を目的としたコミック教材の有効性を検証する。(2)質的調査によって、コミック教材に対する質的データ収集及び家庭ない以外で受動喫煙暴露している状況について探査する。である。
2020年度は、①開発した妊娠中の女性とその夫を対象とした家庭内での受動喫煙暴露予防の教育で使用するコミック教材の効果を検証する事(2020年4月~2021年9月)、②家庭以外の地域における受動喫煙暴露予防に関する介入研究の系統的レビュー(2020年10月~2021年3月)、③論文執筆、学会報告、報告書作成(随時)、を行うことが具体的な研究スケジュールであった。
①については、インドネシアにおけるランダム化比較試験によって、妊娠中の女性の家庭内受動喫煙率の低下を目的としたコミック教材の有効性を検証を行い、夫婦のセルフレポートによって回収されたデータの分析を行い、現在その結果に関する論文執筆中である。生まれた新生児のデータ回収はCOVID-19の影響で遅れてはいるものの、現在回収に向けてフィールドの研究協力者と調整中である。②については、現在関連文献の文献検討を実施中であり、この後計画書準備を行う予定である。③については、ランダム化比較試験で使用するコミック教材の開発と適切性評価に関する論文執筆を行い、国際誌に2020年9月に掲載された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
インドネシアのトモホン市とマナド市在住において対象となる夫婦をリクルートし、ベースラインと介入から3か月後の評価データを回収した。
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Strategy for Future Research Activity |
1.ランダム化比較試験のアウトカムである、対象者である夫婦の新生児のデータを回収する。 2.家庭以外の地域における受動喫煙暴露予防に関する介入研究の系統的レビューの研究を開始する。 3.2021-2022年度の研究実施計画にある質的研究の研究計画書作成を作成する。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響でフィールド調査を行うことが出来なかった為。
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