2022 Fiscal Year Research-status Report
子育てにおける母親と祖母間の肯定的役割関係の構造に関する研究
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20K10877
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Research Institution | Fukuoka jogakuin Nursing College |
Principal Investigator |
仲道 由紀 福岡女学院看護大学, 看護学部, 准教授 (00437790)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 初美 福岡女学院看護大学, 看護学部, 教授 (30295034)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 養育期の家族 / 子育て / 母親 / 祖母 / 肯定的役割関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
共働き家庭が急増し、家庭や地域の子育て支援システムの構築が必要とされている今日、新しい家族メンバーを迎え、お互いの役割を調整しながら家族関係を拡大するという発達課題に向き合う養育期初期の家族においては、祖父母が担う子育て役割機能は大きい。特に母親が就労している場合、祖父母は重要な子育て支援者となり得るが、世代間の育児方針のずれや育児方法の違いに戸惑いを感じる母親や育児支援を重荷と感じる祖母の姿も近年報告されている。 そこで、本研究は子育てにおける母親と祖母間の肯定的な役割関係の構造を明らかにすることを目的とし、概念分析を実施した。その結果をもとに母親と祖母の双方が認知する「子育てにおける肯定的役割関係」を明らかにするために、本年度も引き続き、保育施設および乳幼児健診の場において調査依頼を行ってきた。 母親と祖母を対象とし、双方間の肯定的役割関係の構造を明らかにすることは、親世代、祖父母世代の相互が子育てにおいてより良い関係性を構築することを促し、母親の育児不安や祖母の負担感を軽減することができると考える。 しかし、昨年度に引き続くコロナ禍のため、調査施設の調査負担の軽減を図ることが難しく、実施時期も未定のまま調査実施までには至らなかった。現在、予定している調査対象や調査内容の修正と調査実施に関する方法の見直しを行いながら調査実施予定施設と調整中である。可能な範囲で調査を実施できるよう早急に検討を行い、進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
調査対象施設に調査依頼をしたが、本年度も新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、調査実施に至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
調査実施に向けて調査施設への負担軽減を検討し、調査内容・方法の修正を行う。調査実施後は、適宜分析を進めていく。
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Causes of Carryover |
2022年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、国内活動も制限された上調査実施も困難であった。そのため、調査実施施設への謝金や出張費を使用することができなかった。次年度は、状況に応じて調査にかかる経費や分析に関わる人件費、成果発表に関わる経費に使用する予定である。
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