2022 Fiscal Year Research-status Report
食物除去解除過程の幼児家族教育プログラム:家族実践型プレパレーションツールの開発
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20K10881
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
秋鹿 都子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (90342279)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 八千代 安田女子大学, 看護学部, 教授 (10295149)
宮城 由美子 福岡大学, 医学部, 教授 (20353170)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 食物アレルギー |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度に作成した、原因食物除去解除過程にある幼児期後期の食物アレルギー児が納得して治療に参加し継続できることを目的とした、家族実践型プレパレーションツールの使用を開始した。食物アレルギー児と家族に外来でプレパレーションツールを使用後、家族に使用方法を説明し自宅で使用してもらい、来院時に家族からの聞き取り、および児の反応を記録している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ感染対策および学内の人員不足のため、学部と大学院の講義や臨地実習に多くの時間を費やした。
前年度に作成した家族実践型プレパレーションツールは、対象者が少なく評価に至らなかった。
「原因食物の除去解除過程にある食物アレルギー児家族の対応力」については、平常時と異なる環境下での評価尺度の作成は一般化に限界があるため、実施を先送りにした。
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Strategy for Future Research Activity |
食物アレルギー児へのプレパレーションツールの使用を継続しツールの評価を行う。併行して、原因食物の除去解除過程にある食物アレルギー児家族の対応力について質問紙調査を行い、尺度を作成する。 原因食物の除去解除過程にあるFA児家族のFA対応力を高めるための教育プログラムを作成する。研究者全員および研究協力者でFA児の家族を対象に教育プログラムを実践する。
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Causes of Carryover |
実施予定であった調査を先送りにしたため、経費を要さなかった。今後は、大規模アンケートを実施するため郵送費やデータ入力に使用する。
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