2021 Fiscal Year Research-status Report
思春期の子どものためのコミュニケーションスキルアッププログラムの開発
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20K10921
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
西田 みゆき 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (00352691)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 思春期 / 健康問題 / 逸脱行動 / コミュニケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度に行う予定であった「日本における思春期の子どものコミュニケーションの現状のための面接調査」に関して、COVID‐19の感染拡大により遅延していた。よって、計画を以下の通りに変更した。 日本における思春期の子どもたちの健康問題を生じる可能性のある逸脱行動に関するコミュニケーションの特徴を明らかにすることを目的とし、全国の思春期(15歳から19歳)の子ども1000名程度を対象としたWEB調査を行うこととした。調査内容は、『Keepin’ it REAL(キープイットリアル)』の骨子であるR E A Lの視点から自作の質問紙を作成した。 研究の意義としては、日本において思春期の自殺や薬物使用、望まない妊娠など健康の逸脱行動の調査を行うことと、思春期の子ども特有の仲間との協調圧力への対処における特徴が明らかになることで今後の対応の示唆が得られると考えた。 具体的な研究方法は、『Keepin’ it REAL(キープイットリアル)』の翻訳、日本の子どもの現状に合わせて質問内容の確認と修正を行っている。質問内容は、健康問題を生じる可能性のある逸脱行動として、薬物、喫煙、アルコール、性に関する行動などの場面を想定し、拒否するために必要なメッセージと4つ頭文字、Refuse(拒む)、Explain (説明する)、Avoid (避ける)、Leave (去る)であるについて、どのように行動しているかを問うものとした。今後は、作成した質問紙の内容妥当性(表面妥当性、論理的妥当性)確認し、プレテストを行った上、実施の調査に取り掛かる予定である。 同時に、分析方法の選定の協議、Web調査会社との調整を行っている。年齢に関しては、親の許可を得ずにアンケートに答えられる年齢である高校生を対象とすることとした。地域に関しては、日本全国に均等に振り分けていくが、地域性を考え現在検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID‐19感染拡大による本業の業務量が増大し、研究の時間を確保することが困難だったことがある。また、感染防止の観点から子どもとの対面が難しく、研究方法の変更が必要であった。質問紙作成に当たり、米国と日本の子どもの置かれている状況について、共通理解することに時間を要した。米国在住の共同研究者の協力と研究組織において小児看護学と公衆衛生看護学の専門家を追加申請したことによって、広い視野での考察が得られている。 1月1.2回のzoom調査と役割分担を明確にしたことで、研究の遂行が戻りつつある。
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Strategy for Future Research Activity |
時間の確保が難しいが、定期的なzoom会議を計画し、それぞれの役割分担を明確にすることで、後半は研究が進んできている。研究遂行に伴い、研究協力者を研究分担者として申請し意欲的に研究に参加してもらうようにする。今後は、倫理委員会申請、プレテストを行い、2022年度中には本調査を行えるように準備していく。
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Causes of Carryover |
本調査におけるデータ収集のための調査会社への支払いが予定されている。
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