2023 Fiscal Year Annual Research Report
成人学習理論に基づく父親の育児行動促進のための周産期の看護介入プログラムの開発
Project/Area Number |
20K10930
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
山口 咲奈枝 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (20431637)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 幸子 仙台青葉学院短期大学, 看護学科, 教授 (30299789)
藤田 愛 山形大学, 医学部, 教授 (70361269)
遠藤 由美子 琉球大学, 医学部, 教授 (90282201)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 父親 / 育児 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、成人学習理論に基づき、父親の育児行動を促進するための周産期における看護介入プログラムを実施した。研究期間である2020-2023年はCOVID-19 パンデミックの影響により、病院や市町村が主催していた両親学級等の集団指導は、中止されたりオンラインに移行したりといった社会的な変動があった。このような社会情勢を鑑み、本研究では小規模な対面式集団指導による介入プログラムの実施とコロナ禍に子どもの誕生を経験した父親の保健指導参加状況の実態とニーズ調査を実施した。 本研究における対面式両親学級は、病院や市町村が主催する両親学級とは異なり、参加者は能動的に教室を探し出し、自らの意思で参加を決定していた。また、これからの実生活における課題や問題を解決する必要性を感じており、具体的な育児手技や啼泣時の対応方法を身に着けたいという意欲が強かった。したがって、本研究で実施した介入プログラムは成人学習理論に基づき、育児行動を促す支援が実施できたと考える。 日本では全国的に対面式の集団指導による両親学級が浸透してきていたが、COVID-19パンデミックによって、既存の方法で保健教育をすることが難しい状況になった。本研究において、このような特異的な環境における保健教育の参加実態とニーズを明らかにしたことは学術的意義があると考える。また、本研究を実施することで対面式両親学級を希望する妊婦やそのパートナーのニーズに応える介入方法の具体案を示すことができたと考える。
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