2021 Fiscal Year Research-status Report
親による乳幼児への体罰を防ぐための支援ガイドラインの開発
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20K10946
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
三國 久美 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (50265097)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
草薙 美穂 日本医療大学, 保健医療学部, 教授 (90326554)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 乳幼児 / 体罰防止 / 育児支援 / ガイドライン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、乳幼児の親に関わる支援者にとって活用可能な「親による乳幼児への体罰を防ぐための支援ガイドライン」を開発することである。 2年目にあたる令和3年度は乳幼児をもつ親を対象とした面接調査を行い、どのような状況で体罰が起こるのか、また体罰によらない子どもへの対応とはどのようなものなのかを調べる予定であった。しかし、令和3年度は学校や保育園において新型コロナウイルス感染症の集団感染が発生し、対象となる乳幼児の母親を募集する手段として考えていた幼稚園や保育園では、学級閉鎖や施設全体が閉鎖される事態となり、第三者が入ることが許可されず、研究協力を得ることができなかった。 そのため、令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の感染状況が落ち着く時期を見計らい、令和4年度に面接調査を実施することを想定して、幼稚園への研究協力の打診、依頼にあたって幼稚園及び乳幼児の母親への説明書類や研究承諾書の作成、研究者が所属する機関の倫理審査委員会への倫理申請の準備にとどまった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和3年度に実施を予定していた乳幼児をもつ親を対象とした面接調査ができなかった。 その理由は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、①保育園や幼稚園の閉鎖が発生したこと、②感染拡大のリスクにより、保育園や幼稚園に第3者が入ることの承諾が得られなかったことが挙げられる。
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Strategy for Future Research Activity |
調査の承諾が得られた幼稚園があり、令和4年度には遅れていた面接調査を実施する予定である。すでに研究者が所属する機関の倫理審査委員会の承認も得たことから、5月中には調査を着手する予定である。対面調査が難しい場合、オンライン面接も取り入れる予定である。
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Causes of Carryover |
令和3年度に予定していた乳幼児をもつ親を対象とした面接調査ができなかった。令和4年度には面接調査を実施し、研究協力者への謝礼、テープ起こしに要する費用を支出する予定である。
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