2023 Fiscal Year Research-status Report
「通いの場の拡大」の指標の検討-GPSを利用した高齢者の移動行動のGIS解析
Project/Area Number |
20K10970
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
種市 ひろみ 順天堂大学, 大学院医療看護学研究科, 教授 (40525143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内野 良子 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 講師 (40829933) [Withdrawn]
山田 寛 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 助教 (60182549)
菱田 一恵 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (00326117)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 通いの場 / GIS / GPS / 高齢者 / 移動行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、高齢者の日常生活の移動距離が「通いの場の拡大」の評価指標になるのかを明らかすることを目的とした、観察研究である。 地域に暮らす高齢者がウェアラブルGPSを携帯し外出した際の位置情報を、地理情報システム(GIS)データとして分析に活用する。2023年度は、2022年度対象者Aグループ22名の2回目のデータ収集を行った。また、新たな対象者Bグループ48名について、1回目のデータ収集を実施した。Aグループの1回目のデータ分析については、日本地域看護学会第26回学術集会にて、「転倒経験・転倒不安は外出に影響を与えるのか GPSデータを活用して」をテーマとして発表した。転倒恐怖感は,恐怖感がない者と比較し、転倒経験を有する者・運動習慣の少ない者が多く,心身機能及び生活機能の有意な低下が認められたとの報告があるが、本研究において、転倒経験や転倒不安と外出距離に関連が見られなかった。また、研究対象者の地域で開催された健康まつりにて、健康に関する啓蒙活動の一環として研究結果の一部を展示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度よりコロナ禍の影響を受け、スタートが遅れ、その後のデータ収集が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2025年2月にBグループの2回目のデータ収集を行い、分析を行う。その後学会発表及び論文作成となる予定である。
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Causes of Carryover |
データ収集時期が遅れたため、データ収集に必要な回線使用料等の請求も予定した時期から後ろ倒しとなった。
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