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2021 Fiscal Year Research-status Report

地域包括ケアに必要なマネジメント能力の解明と評価法の確立

Research Project

Project/Area Number 20K10988
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

兒玉 慎平  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (80363612)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森 隆子  鹿児島大学, 国際島嶼教育研究センター, 客員研究員 (50507126)
稻留 直子  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 講師 (60709541)
米増 直美  岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (80326115)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords地域包括ケア / 地域包括支援センター / マネジメント / 離島
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、地域包括ケアマネジメント能力の概念構造を明らかにしたうえで評価尺度を開発し、全国の地域包括支援センターを対象とした調査を実施することで、地域包括ケアに必要なマネジメント能力の特徴を明らかにすることである。概念構造の検討のためまずは鹿児島県の奄美大島を中心とする離島の小規模市町村の地域包括支援センター職員(保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャー)を対象にインタビュー調査を行い、地域包括ケアマネジメント能力の概念構造の検討を開始する予定であったが、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、離島での研究の実施を延期していた。令和3年度に入り当該離島での新型コロナウイルス感染症の拡大状況が落ち着いてきたため、計画していた通り現地における研究実施の内諾を得てから研究倫理委員会の承認手続きを進め、令和3年6月29日に承認の判定を得た。しかしながら現地での調査を計画していた8月に再度新型コロナウイルス感染症の拡大がみられたため調査が中止となり、さらにその後再々度実施を計画した令和4年1月からデルタ株による感染の急拡大により令和3年度中の現地調査の実施が困難な状況となり、調査を翌年度に延期することとした。今年度は、遠隔で話を聞くことができた現地コーディネーターに計画の内容の確認とプレインタビューを行い、計画のブラッシュアップを行った。
その結果、地域包括支援センター職員には複数の役割があるが、離島で活動する職員は、情報の次元、人間の次元、行動の次元といったマネジメントの次元の中でも、特に人間の次元と行動の次元の役割を担うことが多く、また役割の垣根を越境して活動することが多い可能性が示唆された。またミンツバーグの示すアートとクラフトとサイエンスのマネジメントの3要素の中では、クラフト寄りの傾向があり「関与型」のマネジメントスタイルに近い可能性が考えられた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染症の拡大により、対象地域・対象施設・対象者の研究の受け入れ態勢が整わなかったため、遅延が生じた。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウイルス感染症が収束し、対象地域・対象施設・対象者の研究の受け入れ態勢が整い次第、インタビュー調査を開始する。並行して、インタビュー調査実施後に行う予定であったアンケート調査を次年度に実施できるよう準備を進める。再度新型コロナウイルス感染症拡大の影響などで遅延がさらに延長する場合には、研究期間の延長を検討する。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染症の拡大により、対象地域・対象施設・対象者の研究の受け入れ態勢が整わず研究の開始が遅れ、旅費等が発生しなかったため、次年度 使用額が発生した。研究受け入れ態勢が整い次第研究を開始して、旅費等に使用していく計画である。

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Published: 2022-12-28  

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