2021 Fiscal Year Research-status Report
認知症グループホームの介護職に対する倫理観の確立を目指す研修パッケージの開発
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20K10994
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
河野 由美子 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (90566861)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桜井 志保美 石川県立看護大学, 看護学部, 准教授 (50378220)
北林 正子 富山県立大学, 看護学部, 助教 (60846137)
山崎 智可 富山県立大学, 看護学部, 講師 (80601666)
小泉 由美 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (70550763)
枝川 奈都美 富山県立大学, 看護学部, 助教 (50906922)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 認知症グループホーム / 介護職 / 倫理観 / 研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.研究の目的は、介護職のストレスマネジメントの一環として教育研修に着目し、介護職における倫理観を確立するための知識や技術を習得するための研修プログラム作成をすること、そのプログラムを調整し受講する「研修パッケージ」の開発と有用性を検証することである。 2.研究の概要 認知症グループホームの介護職の倫理観について文献レビューを行った。医中誌Web、Google Scholarを用いて2012-2021年の文献を検索し検討した。 結果1)医学中央雑誌でキーワードを認知症、グループホーム、倫理、介護職、研修、虐待で文献検索を行った。抽出された294件から関連のあるとおもわれる論文21件を抽出した。結果2)Google Scholarでも同様に行ったところ38件の文献を抽出した。結果3)1)2)を検討したが、直接的に介護職の倫理観について扱った論文は見当たらなかった。参考となる文献から、倫理研修が役立つとした回答から【現場に応じた具体的な内容で問題解決につながる】【日々の援助行為の根拠・基準になる】等から,研修計画内容を立案することに役立つと考える。この結果について、学会誌に投稿するための準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の状況で大学教員としての教育をとりまく環境の変化や教育に関する時間が多く、研究に費やす時間を確保できなかった。また、本研究課題は前課題研究を終了予定で申請したため2課題を同時に進める結果となった。しかし、コロナ禍により前課題の研究も進まず、対象者が同じであり本研究へ移行することが困難であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
1.倫理審査申請予定である。 2.倫理審査の承認後、プレテストをうけてもらえる事業所に研究協力を依頼し、プレテストを実施予定である。 3.当初研修実施場所を受講生の職場(グループホーム)で行うことを計画していたが、コロナ禍により外部者が頻繁に出入りすることは困難と考え、リモート受講で効果的に受講できるよう計画変更のための準備を進めている。
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Causes of Carryover |
研究目的である介護職の倫理観の確立について、倫理観をどのように定義するのかやどのような概要で実施するのか、コロナ禍における研修方法等について検討が進まず、研究計画を進めることができていない。また、プレテストを実施を予定していたが、計画が進まず倫理審査の申請ができない状況である。 次年度は、倫理審査の申請を行いプレテスト実施と研究協力事業所への依頼を積極的に行い、研究計画を進める予定である。
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Research Products
(1 results)