在宅生活ニーズの把握と多職種連携のための見取り図の活用効果の具体的検証

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K11030
• Research Institution: Teikyo Heisei University
• Principal Investigator: 工藤 恵子 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 教授 (60453958)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 鈴木 晃 福島大学, 人間発達文化学類, 特任教授 (20187701) ; 大越 扶貴 岩手保健医療大学, 看護学部, 教授 (90352632) ; 阪東 美智子 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (40344064) ; 高橋 郁子 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 准教授 (40379946) ; 猪股 久美 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 准教授 (90464784)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 見取り図

Outline of Annual Research Achievements

今年度は初年度として、フィールドにてヒアリング調査を行い、まず「見取り図事例活用ガイド」を作成するための事例収集を行うことを計画していた。年度後半になり、コロナの終息を待って調査に入ることを検討していたが、年間を通じて、フィールドでの調査は困難な状況であった。
現状で可能なこととして、既存の研究データをもとに見取り図が実際にどのように活用されているのかを検討し、オンラインでの活用を視野に入れた「見取り図の活用」に関する教材を作成することの検討を始めたところである。
既存の資料や先行研究の中には、見取り図に関連するものも散見される。実際に見取り図が掲載されているものは、事例研究やいくつかの事例を集めた比較検討を行うものが多かった。その延長上に多職種連携を視野に入れたものもある。見取り図の活用方法や見取り図そのものに関する研究は、この研究班メンバーが関わっているものに限定された。インターネット上で入手可能な研修会資料などは多数あると予測されるが、データとしてどのように収集して扱っていくのかは、これからの検討となる。
オンラインで活用できる教材については、これまでに動画やパンフレットとして作成してきたものを作り替え、配信可能なコンパクトなものとして制作することを検討中である。作業を継続し完成は次年度以降の予定である。完成した後には、これらを活用したオンライン調査についても今後、検討していきたい。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染症のまん延により、フィールド調査が困難な状況である。当初、予定していたフィールドでの調査ができないときは、フィールドを拡大することで対応することを予定していたが、研究者自身が移動することもままならず、それも実現不可能な状況である。
フィールド調査をベースとした研究計画を見直し、可能な調査を行うことに方向転換中である。

Strategy for Future Research Activity

研究期間中にフィールドでの調査や検証が可能になった場合は、それを併用していくが、現在の方向としては、当面、以下のことに取り組んでいく。
①既存の資料や文献等から、最近の見取り図の活用状況を再度検討する。
②オンラインで使用可能な見取り図活用教材の検討。

Causes of Carryover

予定していたフィールド調査が、新型コロナ感染症のまん延により、実施できなかった。
次年度以降、フィールド調査をベースとした研究計画を見直し、インターネット等を活用した情報収集やオンラインで配信できる教材を制作し、それを基にした調査等を進めつつ、状況が許せばフィールド調査も並行して行っていく。