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2020 Fiscal Year Research-status Report

ICTを用いた高齢ストーマ保有者のストーマ管理セルフケア能力支援プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 20K11039
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

片岡 ひとみ  山形大学, 医学部, 教授 (40404933)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大竹 まり子  山形大学, 医学部, 准教授 (40333984)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
KeywordsICTストーマケア
Outline of Annual Research Achievements

高齢ストーマ保有者が、住み慣れた地域で少しでも快適な生活を続けるためには、家族及び看護、介護支援の強化に限らず、ストーマ保有者自身のストーマ管理セルフケア能力維持への関心を高め、ストーマ管理に係る問題を事前に察知し、予防対策や悪化を防ぐ対策が求められる。そこで、本研究は2016年に開発されている「ストーマテレナケア:ストーマプロ」を活用し、高齢ストーマ保有者または家族・介護者を主体とした、ストーマ管理セルフケア能力を維持・継続できる支援プログラムを開発することを目的としている。このソフトを活用することで、医療従事者との情報共有が容易となるため、ストーマ保有者が入院、施設入所等、療養場所を移動しても、医療従事者はストーマ管理の経過を簡単に把握できるため適切なケア方法が提供でき、ストーマ保有者のQOL維持に貢献すると考える。
「ストーマテレナケア:ストーマプロ」は2016年に開発されており既に使用説明書等が作成されているが、主に医療従事者向けに作成されている。そのため、ストーマ保有者またはその家族・介護者が使用する上での問題点を、研究分担者、研究協力者(修士の学位をもつ皮膚・排泄ケア認定看護師)と共に抽出した。次に、ストーマ保有者及び家族・介護者向けの利用マニュアルを作成した。コロナ禍の中、オンライン会議等を活用したものの、日程調整等に時間を要した。また県内及び近隣の感染状況もあり、予備調査対象者への依頼が難しい状況が続き、「ストーマテレナケア:ストーマプロ」利用開始の手続き等にも時間を要し、修正マニュアル作成まで至らなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

ストーマ保有者及び家族・介護者向けの利用マニュアル作成に時間を要した。また、コロナ禍の状況のため、予備調査開始予定の見込みをたてることが難しく、それに伴い、「ストーマテレナケア:ストーマプロ」利用開始の手続き等にも時間を要した。

Strategy for Future Research Activity

予備調査に協力頂いたストーマ保有者及び家族・介護者からの意見をもとに、ストーマ外来を担当している皮膚・排泄ケア認定看護師(研究協力者)と利用マニュアルの検討を行い、修正マニュアルを作成する。
修正マニュアル完成後、本調査を開始し、ストーマ管理状況に関するデータを集積する。

Causes of Carryover

ストーマ保有者及び家族・介護者へ説明する際に使用するタブレット端末、通信機器のレンタルが1台のみとなった。今年度は追加でレンタルする予定である。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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