2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of an educational program to strengthen management of outpatient nurses to maintain stable home care
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20K11053
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Research Institution | Yamanashi Prefectural University |
Principal Investigator |
泉宗 美恵 山梨県立大学, 看護学部, 教授 (40468228)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 悦子 山梨県立大学, 看護学部, 名誉教授 (40279899)
依田 純子 山梨県立大学, 看護学部, 准教授 (60279908)
横内 理乃 山梨県立大学, 看護学部, 講師 (80811661)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 外来看護 / 在宅療養支援 / マネジメント / 教育支援プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、1.外来看護に関わる関係者を対象に、外来における在宅療養支援を推進するための動機付け研修会の実施、2.一般病院の外来看護師及び看護管理者を対象としたアンケート調査の実施、3.1.2の結果をふまえて、外来における在宅療養支援推進のための教育プログラムの構築を図る。以下に具体的に記載する。 1.病院外来看護職や地域の看護職を対象に、在宅療養支援を推進するための動機付け研修を実施した。研修では、昨年の調査研究で明らかにした外来看護師の支援内容について共有し、外来看護の役割拡充を図るためのシステム構築に向けての課題を検討した。その結果、外来看護職の知識・技術の向上、地域における病診連携や訪問看護ステーションとの連携の強化、重症化予防を見据えた継続的な療養支援、看護外来の充実などの課題が抽出された。2.外来における在宅療養支援体制の構築に向けた実態を把握するために、A県内の病院の看護管理者を対象に全数調査を実施した。(回収率 81.7%)その結果、外来の在宅療養支援体制強化に向けての取り組み状況は、「在宅療養支援関連の外来マニュアルの作成」18.4% 「外来機能強化に向けた学習会の開催」26.5% 「外来で在宅療養支援ができる組織づくり」22.4%にとどまり、多くの病院で取り組めていない現状が明らかになった。また、外来における在宅療養を展開する上での課題として最も多かったのは、「在宅療養支援を展開するマンパワーや支援体制が不十分である」83.7% 、次いで「在宅療養支援に関する知識・スキル不足」59.2%であり、人材確保と育成が課題であった。尚、外来看護職を対象とした調査は、調査表の準備をすすめていたが、COVIT-19の感染拡大に直面したため、調査延期となった。3.1.2の結果をふまえて、教育プログラムの構築に向けた検討会を開催し、来年度の実施に向けて準備を図った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
一般病院の外来に勤務する看護職を対象とした質問紙調査を2023年1月-2月に実施する予定で準備をすすめていたが、COVIT-19の感染拡大の影響により調査協力施設の確保が困難となり、調査実施を見合わせたところである。
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Strategy for Future Research Activity |
一般病院の外来に勤務する看護職を対象とした質問紙調査は、調査協力施設の確保の見通しが得られたため2023年7月~8月に実施予定である。 また、外来の在宅療養支援機能の強化を図るための教育プログラムの開発は、当初集合スタイルの研修を想定していたが、e-ラーニングを組み合わせたプログラムとして現在開発中であり、協力関係機関を募り2024年2月に教育研修の試行を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
一般病院の外来に勤務する看護職を対象とした質問紙調査を2023年2月-3月に実施する予定で準備をすすめていたが、COVIT-19の感染拡大の影響により実施できず、次年度使用額が生じた。COVIT-19の感染状況を見極めながら、2023年度にこの調査を実施する予定である。 また、現在教育プログラムの開発中であり、2023年度中に教育プログラムの試行を予定している。
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