2022 Fiscal Year Research-status Report
災害時や在宅ケア用の下肢静脈塞栓症リスク自動評価ツールの開発
Project/Area Number |
20K11068
|
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
近藤 世範 新潟大学, 医歯学系, 教授 (10334658)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内山 美枝子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (10444184)
吉村 宣彦 新潟大学, 医歯学総合病院, 准教授 (50303160) [Withdrawn]
堀井 陽祐 新潟大学, 医歯学総合病院, 准教授 (90464015)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | ディープラーニング / 災害医療 / 下肢静脈 / 血栓 |
Outline of Annual Research Achievements |
実験-2「下肢静脈エコー画像における静脈領域の自動抽出」について,前年度取得した成人ボランティ20人分の膝窩静脈のエコー動画像(シグマック社製ポケットエコーMirucoで撮像)に対して教師データ(静脈領域の設定)を作成した.U-netを用いてleave-one-out cross validationで評価したとき静脈領域の自動抽出精度を表すDice係数の平均値は0.855となった.実験-3「下肢静脈エコー画像における正常静脈と血栓を伴う静脈の自動分類」について,血栓を伴う20症例分の下肢静脈瘤エコー画像(陽性1607枚)と血栓のない20症例分の下肢静脈瘤エコー画像(陰性1607枚)を収集した.ResNet101を用いてhold-out法(学習症例:テスト症例=50%:50%)で評価したところ,分類精度は100%となった. 実験-4「血栓を伴う下肢静脈エコー画像からのDVT発症リスクの予測」のために血栓領域の自動抽出を実施した.長軸像15症例(300枚),短軸像30症例(600枚)の下肢静脈エコー画像を対象に教師データを作成した.そして,U-netによりleave-one-out cross validationを実施したとき,Dice係数は長軸方向で0.15~0.85短軸方向で0.23~0.79となった.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験-1から実験-5まではひととおり実施できたが,成果の論文化がやや遅れているため.
|
Strategy for Future Research Activity |
研究成果の論文化を進める
|
Causes of Carryover |
補助事業の目的をより精緻に達成するための研究の実施(追加(再現)実験の実施や学会参加、論文投稿など).成果発表(主に論文投稿)の費用として全額使用する予定.
|
Research Products
(4 results)