2022 Fiscal Year Research-status Report
Development and evaluation of a child abuse high-risk family support program for public health nurses incorporating the SFA method
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20K11095
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Research Institution | Saku University |
Principal Investigator |
小林 恵子 佐久大学, 看護学部, 教授 (50300091)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成田 太一 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (70570521)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 保健師 / 子ども虐待 / 子育て世代包括支援センター / 解決型アプローチ / ポジティブデビアンス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では保健師を対象に家族の強みや「厳しい環境の中でも例外的にうまくいっていること」(以下,Positive Deviance)に焦点を当て,それを有効に活用するSolution Focused Approach(以下,SFA)を導入した保健師の支援プログラムを開発し,研修を行い,支援の評価をすることを目的としている。2022年度もCovid-19により、研究対象とした行政保健師が多忙であることや感染対策から対面での検討会開催が困難なため質問紙調査により研究を進めた。 妊娠期から子育て期までの親子の支援をとおして虐待予防に取り組む全国市町村の子育て世代包括支援センターに勤務する保健師を対象に、子ども虐待を予防するための保健師の実践や工夫を把握するため、自記式質問紙調査を行った。調査内容は「対象者の概要および職場体制」のほか、「子ども虐待発生予防に向けた看護実践の自己評価尺度」として、「子ども虐待発生予防に向けた看護実践の自己評価尺度―産科病棟看護職版―」30項目(開発者の許可を得て、保健師向けに文言を一部改変)、自由記載として、「子ども虐待事例の支援においてうまくいっていること、工夫している」こと等であった。 回答のあった282人のデータを分析した結果、子ども虐待発生予防に向けた看護実践の自己評価として『信頼関係を築く』ための実施割合は高いが、「母親の良いところをみつけて誉める」が「十分できている」と回答した割合は19.9%であった。今後さらに詳細な分析を進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度もCovid-19により、研究対象とした行政保健師が多忙であることや感染対策から対面での検討会開催が困難なため質問紙調査に切り替え研究を進めた。現在、回答の得られた282人のデータおよび自由記載を分析しており、成果をまとめ、今年度の学会で公表する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は以下を計画している。①子ども虐待事例の支援を行っている全国の行政機関の保健師にインタビューを実施し,Positive Devianceの集積を行う。②質問紙調査及びインタビューの結果をもとにオンライン開催による研修会(支援プログラム)を試行し,評価指標を用いて検討する。
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Causes of Carryover |
Covid-19流行の影響により対象とする保健師が多忙により、研究の実施ができなかったこと、対面による学会や関係者との会議が中止となり、旅費が不要となったため、次年度使用額が生じた。遅れているインタビューや研修等に研究費を使用する計画である。
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