2022 Fiscal Year Annual Research Report
精神科訪問看護のための統合失調症再発徴候観察ツールの開発
Project/Area Number |
20K11109
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Research Institution | Tokyo University of Information Sciences |
Principal Investigator |
大山 一志 東京情報大学, 看護学部, 助教 (10707326)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 史彦 青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (00315566)
岸田 るみ 東京情報大学, 看護学部, 助教 (00806549)
柏葉 英美 岩手県立大学, 社会福祉学部, 教授 (20707989) [Withdrawn]
成松 玉委 東京情報大学, 看護学部, 准教授 (50724283) [Withdrawn]
藤井 博英 東京情報大学, 看護学部, 教授 (60315538)
宮野 公惠 東京家政大学, 健康科学部, 講師 (80720771)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 統合失調症 / 精神科訪問看護 / 再発 |
Outline of Annual Research Achievements |
精神科訪問看護には、再発予防、在院日数の短縮化、入院回数の減少の効果があり、精神医療が入院中心から地域ケアへと変遷している現在、回転ドア減少を低減する手立ての一つとなっている。殊に統合失調症においては再発率が高い疾患であることから、再発兆候の巧みな観察が訪問看護の重要な要素とされ、再発兆候の早期発見、早期介入による再発予防が鍵となっている。 しかしながら、精神科訪問看護における再発兆候の観察技術については、現在のところそこに携わる看護師個人の経験知に委ねられており、一定の観察ツールが構築されていない実状にある。そのため本研究は、精神科訪問看護のための統合失調症の再発兆候観察ツールを開発することを目的とした。 令和4年度の実施計画は、①精神科訪問看護師への再発兆候の観察についてのインタュー調査を行う。②精神科訪問看護師が見る統合失調の再発兆候の特徴についての抽出する。③抽出した統合失調の再発兆候の特徴をもとに調査紙を作成することとした。 しかしながら、COVID-19の感染拡大等の影響により、本務のエフォートが増大したことから、本研究の実施にあたってのエフォートを確保することが困難となった。また、研究分担者のうち2名に退職にともなう応募資格喪失が生じたため、新たに研究分担者を編成する事態となった。しかしながら、本研究を遂行するために必要な研究分担者を再編することが困難な状況が続いた。また、研究代表者が研究の継続が困難な疾患を患ったため、やむなく補助事業廃止承認申請を提出せざるを得ない状況に至り、本研究を廃止するに至った。
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