2023 Fiscal Year Research-status Report
中小規模運輸業におけるIoTによる睡眠を切り口とした生活習慣指導システムの開発
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20K11114
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Research Institution | University of Human Environments |
Principal Investigator |
巽 あさみ 人間環境大学, 看護学部, 教授 (90298513)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯田 忠行 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (50290549)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 中小規模運輸業 / IoT / 睡眠 / 生活習慣指導システム |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、一般旅客自動車運送事業、特定旅客自動車運転事業のうち、バス業務に関する労働者の健康課題を把握することを目的に、某事業場のバス運転手を対象にグループ・フォーカスインタビューと生活習慣等について調査を実施した。 2日間に分けて2グループ実施した。参加者は全員男性で2日間とも、5人、合計10人であった。全員の同意が得られたICレコーダーによる録音データは逐語録に起こし、カテゴリー化に向けて分析中である。 また、日常の生活習慣についての質問紙項目についても統計分析を実施中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症拡大状況の中、感染防止のため、国の人流を抑制する政策により、バス業務に従事する運送業務が殆ど実施されなかったため、バス業務従事者を対象とする調査を延期した。 さらに、集団の質問紙調査計画について、事業場によってはまだ新型コロナウィルス感染症拡大前の業務量等に戻っていないことが推測され調査を延期した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究1の「バス業務従事者に関する健康課題」を目的に実施した、フォーカスグループインタビュー及び生活習慣調査については分析終了後、今年中に学会発表を予定している。さらに、研究1の質的研究の「バス業務従事者に関する健康課題」を含めた研究2の質問紙調査を、東海地方の中小規模運輸業のバス運転手を対象にして実施し、分析する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症拡大による研究が全体として遅れているため、現在まで研究費を使用していなかった。 その結果、次年度に研究1の学会発表や研究2の集団に対する質問紙調査研究を実施する予定であり、これらに係る研究費を使用する予定である。
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