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2023 Fiscal Year Annual Research Report

乳児をもつ父親の親性を高めるための教育プログラムの開発と実践・評価

Research Project

Project/Area Number 20K11119
Research InstitutionSetsunan University

Principal Investigator

足立 安正  摂南大学, 看護学部, 講師 (20708490)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords父親 / 親性 / オンライン / プログラム / 乳児
Outline of Annual Research Achievements

乳児の父親の親性の発達を促すプログラムを開発し、開発したプログラムをオンラインにより実施し、プログラムの有効性を検証した。プログラム開発にあたっては、コホート調査により乳児をもつ父親の親性の発達に影響する要因を明らかにした。その結果、生後5-6か月時点の父親の親性高得点群と関連があった生後1-2か月の状況は、父親の年齢(1歳増加)(オッズ比0.903,95%信頼区間0.849-0.961)、父親の育児家事行動得点(1点増加)(オッズ比2.129,95%信頼区間1.120-4.050)、夫のサポート得点(1点増加)(オッズ比1.127,95%信頼区間1.050-1.209)であった。したがって、父親の育児家事行動といった直接的な我が子との関わりを促すこと、父親が母親の期待するサポートを行うことで、父親の親性の発達が促進されると考えた。これを踏まえて、父親の育児家事行動を促すために会的認知理論を用い、母親が父親からのサポートを認知できるように夫婦のコミュニケーションや父親による情緒的支援を重視する内容とした。さらに、父親に育児に関する知識を提供するために動画を作成し、自宅で自由に視聴することができるようにオンライン上で配信した。父親がプログラムに参加しやすように参加方法はオンラインで、回数は2回を1コースとした。プログラムは2022年10月から2023年7月の期間に開催し、計28人が参加した。介入群28人のうち分析対象者は27人(96.4%)であった。対照群では、ベースライン調査で父親68人が回答し、分析対象者は50人(75.8%)であった。プログラム終了から4か月後の親性とベースライン時の親性の変化量をアウトカムとする共分散分析を実施した結果、対照群よりも介入群の方が親性の変化量は有意に増加した(F=6.941,p=0.010,partialη2乗=0.093)。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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