2023 Fiscal Year Research-status Report
中堅訪問看護師育成のための家族支援能力向上プログラムの開発と有効性の検討
Project/Area Number |
20K11137
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
菱田 一恵 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (00326117)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野崎 真奈美 順天堂大学, 医療看護学部, 教授 (70276658)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 中堅訪問看護師 / 家族支援 / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、一人前訪問看護師から中堅訪問看護師への育成に焦点をあて、中堅訪問看護師育成のための家族支援能力向上プログラムを開発することを目指している。 2023年度は、家族看護の現状から中堅訪問看護師育成のための家族支援能力向上プログラム到達度評価基準の見直しをはかった。プログラムの大項目は、「家族看護にかかわる実践的知識・事例展開」とし、①家族看護基礎的知識の再確認、②家族看護にかかわる理論、③家族看護モデル、④家族看護介入 の4つの中項目からなるルーブリック評価に基づいた到達度評価基準を作成した。各中項目に対応するコンピテンシーは、①家族に対する自らの実践のあり方を倫理的な視点から振り返ることができる、②家族にかかわる理論を活用し、家族の個別的な問題への対処方法を創出できる、③選定した家族モデルを活用し、家族の複雑な問題を抽出し、支援を計画できる、④理論やモデルに基づいて、医師決定支援、社会資源の活用等の家族看護介入方法を計画できる、とし、各コンピテンシーの達成レベルを3段階に分けて示した。さらにルーブリック評価にそって各コンピテンシーに段階的に到達できるよう、1つのコンピテンシーに対し2~3の学習コンテンツを作成している。学習コンテンツは、訪問看護師ができるだけ業務の合間に視聴できることを意図して、1コンテンツ10分程度で理解できるコンテンツを目指した。今後は、訪問看護を実践している一人前訪問看護師に学習コンテンツを実施してもらい、中堅訪問看護師育成のための家族支援能力向上プログラムの精錬と評価を実施していく計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
プログラム到達度評価基準の見直しと、コンテンツ作成に予定よりも時間を要しため、訪問看護を実践している一人前訪問看護師へのプログラムの実施はこれからである。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、中堅訪問看護師育成のための家族支援能力向上プログラムを実際に現場の一人前訪問看護師を対象に実施する。実施後は、プログラムの到達度評価基準、学習プログラム内容・量、現在の訪問看護師の現状に合った実施方法を含め、プログラムを評価し精錬していく。
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Causes of Carryover |
2023年度に「中堅訪問看護師育成のための家族支援能力向上プログラム」を、実際に現場の一人前訪問看護師を対象に実施する予定であった。しかし、プログラムの作成が遅れたため、2024年度に「中堅訪問看護師育成のための家族支援能力向上プログラム」を実施する予定である。プログラムの実施のためには、①プログラム配信にかかわる費用、②研究参加者の公募費用、③研究参加者への謝礼、④プログラム実施後アンケート結果整理のための事務補助員への謝礼、⑤学会発表時の交通費、⑥学会誌への投稿費用、⑦学会への発表費用、などが必要である。
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