2020 Fiscal Year Research-status Report
加圧トレーニングを応用した新規心臓リハビリテーションの開発
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20K11166
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
植松 梓 獨協医科大学, 医学部, 講師 (60613453)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 敏明 獨協医科大学, 医学部, 特任教授 (50227790)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 加圧トレーニング / 有酸素運動 / 自転車エルゴメータ / 筋電図 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、加圧トレーニングを応用した有酸素運動による心疾患患者のリハビリテーションに期待される効果と安全に関する科学的基礎資料を得ることを目的としている。 当初計画では、研究1年目に有酸素運動に適した加圧条件を検証する予定であった。しかし、COVID-19のパンデミックにより思うようにデータ測定ができなかった。感染拡大が落ち着いた時期を見計らって被験者を募り、測定条件を簡素化(加圧の強さを5条件から200mmHgの1条件へ、表面筋電図活動を大腿直筋のみへ変更)して実験時間を短縮し、8名の健常若年成人男性を対象として実験を行った。運動課題は加圧なし条件および加圧あり条件における漸増負荷の自転車エルゴメータ運動とした。各条件の運動課題は、最低1週間以上空けた2日間で実施した。運動課題中における被験者の右脚大腿直筋筋活動、循環動態(心拍出量、一回拍出量、心係数、全末梢血管抵抗係数、駆出率、平均動脈血圧)を収集した。これらのデータは現在研究代表者が解析中である。 また、最初に実験に参加した1名分のデータをパイロットデータとして投稿し、論文掲載された。Mizushima Y., Uematsu A., et al., The effects of moderate blood flow restriction induced by KAATSU on muscle activation, heart rate, and rate of perceived exertion during low-intensity aerobic exercise: A pilot study. Int J KAATSU Training Res, 16 (1): 1-4, 2020.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の感染拡大により、主実験場所である獨協医科大学病院への立ち入りに制限がかかったこと、実験実施の自粛要請があったことなどにより、当初計画よりもデータ収集が大幅に遅れている。また、研究代表者の所属変更により、データ分析環境を再度セットアップする必要が発生し、データ解析も遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、研究代表者のデータ分析環境を整えるため、統計ソフトウェアを新規で購入する。また、社会状況を踏まえながら、研究代表者と研究分担者の両所属でデータ収集ができるように新規に筋電計を購入することも検討中である。今年度は、COVID-19の感染拡大状況に注視しながら、研究分担者の所属施設にて実験を行う予定である。
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Causes of Carryover |
本年度行った実験は、研究分担者が研究代表者を務める研究課題の共同研究であり、被験者謝金が本研究予算から生じなかった。また、データ発表のための国内外学会出張がCOVID-19感染拡大の影響により不実施となったため、大幅に研究予算に残が生じた。 研究代表者の異動先でデータ分析環境を整えるため統計ソフトウェアを研究予算から支出する予定である。
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Research Products
(1 results)