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2022 Fiscal Year Research-status Report

運動習慣が脳の認知機能に与える影響についての研究

Research Project

Project/Area Number 20K11210
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

松田 史代  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (70437953)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Keywords認知症 / 高齢 / マウス / 運動
Outline of Annual Research Achievements

高齢化社会を迎え様々な分野で対策が模索されている中、医療分野では「予防医学」が着目されつつある。これまでの「疾病」に罹患してから「治療」を受けるのではなく、健康寿命に代表される「いかに健康で長生きか」が重要視されてきている。その中で「運動」は誰もが気軽に・いつでも・継続的に取り入れられるとして着目されているが、「定期的な運動習慣は体に良い」との情報は溢れているが、その科学的エビデンスはあまり多くない。
また、高齢化社会の中で「認知症」患者の数は急増し、その予防策はまだ見解が一致せずにいる。リハビリテーションの分野でも、「認知症予防運動」は様々な機関で取り組まれているが、ヒトを対象とした実験研究は、個体差や生活習慣、疾病歴等さまざまな因子が絡み合いケーススタディが困難であり、かつ対照となるコントロール群の確立も難しい場合が多い。
本研究では、リハビリテーションの視点から、脳血管性認知症を誘発するため長期的に脳血流量を低下させ負荷を与えた脳がどのような病理学的変化を引き起こすのか、長期的な運動介入を行うことで脳の可塑性を促せるのか、どのように運動と慢性脳虚血が関係しているのかを検討する。また、長期的な脳血流量の低下が行動学・神経学的にどのような影響を与えるのか、神経栄養因子と神経脱落(神経保護)の相互関係を検証し、神経栄養因子が神経細胞死や神経修復にどのように働いているのか検討する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

動物実験施設の改装により同じ環境での動物飼育、行動評価等ができなくなり当初の計画より遅れているため

Strategy for Future Research Activity

経時的分析データの収集を行っていく。新規サンプル数確保には、かなりの日数を要するため、現時点で保有しているマウスの評価を継続して行っていく。

Causes of Carryover

コロナウイルス感染拡大のため、学会発表などする機会なく、飼育維持費・消耗品は、延長申請を行った課題より使用したため。サンプル数を自己繁殖で行っているため飼育維持費や消耗品に使用する予定である。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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