2020 Fiscal Year Research-status Report
γ線滅菌FGF-2担持アパタイトコーティングスクリューの非臨床での効果検証
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20K11258
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Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
六崎 裕高 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (50550927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 友紀 筑波大学, 医学医療系, 講師 (30431688)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | FGF-2 / アパタイト / γ線滅菌 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、γ線滅菌Ap-FGF スクリューの効果を明らかにするため、サルを用い骨形成・固着強度における効果を証明することである。 当初の計画では、γ線滅菌Ap-FGFスクリュー、アパタイトスクリュー、未処理のチタンスクリューの3群にて、ランダムに1個体あたり3本ずつ脊椎に埋植し、12週後に評価を行うこととして、それぞれ4頭ずつ合計12頭のサル実験を行う計画であった。評価項目としては、スクリュー抜去トルク測定、骨形成・ゆるみ評価、組織評価による骨接触率・骨形成率の形態定量等を行う。 1年目に行った研究において、評価結果において新しい解析方法を開発することができた。また、γ線滅菌Ap-FGFスクリューにおいて、効果を向上させる作製条件の検討を行ったところ、基礎実験にて、2種類のγ線滅菌Ap-FGFスクリュー作製条件を導き出すことに成功した。1年目においては、動物実験は行わなかったが、上記の結果から、2年目以降の実験動物数を削減できることとなった。 γ線滅菌Ap-FGFスクリュー作製においては、今後の臨床使用を見据え、治験で使うことができるレベルの製品を作製してから、動物実験に進むことになる。今後、治験で使うことができるレベルのγ線滅菌Ap-FGFスクリューを用いた動物実験を行い、新しい解析方法にて評価を予定する。 よって、1年目では、動物実験は行えなかったが、2年目に予定していた動物実験数を変えることなく、計画が進められるため、おおむね順調に進展していると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新しい解析方法が開発でき、また、効果を向上させるγ線滅菌Ap-FGFスクリュー作製条件を導き出せたので、今後の実験動物数を削減できることになった。そのため、1年目は動物実験は行わなかったが、2年目に予定していた動物実験数を変えることなく、計画が進められるため、おおむね順調に進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、γ線滅菌Ap-FGFスクリューを用いた動物実験を行い、新しい解析方法にて評価を予定する。
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Causes of Carryover |
1年目に予定していた動物実験は行わなかったため、次年度使用額が生じた。
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