2020 Fiscal Year Research-status Report
Does combined aerobic and resistance exercise training decrease excessive blood pressure elevation during resistance exercise in older adults?
Project/Area Number |
20K11311
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Research Institution | Ryutsu Keizai University |
Principal Investigator |
大槻 毅 流通経済大学, スポーツ健康科学部, 教授 (20375372)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 運動時血圧 / 有酸素性運動 / 低強度抵抗性運動 / 地域在住中高齢者 / 運動習慣 / 動脈スティフネス |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は,介入研究(6週間のトレーニング実験)により,有酸素性運動と低強度抵抗性運動による複合トレーニングが抵抗性運動時の血圧に及ぼす影響を検討する計画であった.しかし,新型コロナウィルスの影響で介入研究の実施は困難であったため,横断的研究により,複合トレーニングと抵抗性運動時血圧との関連性を検討することにした.
令和2年度は,地域在住中高齢者45人を対象に,安静時および低強度抵抗性運動時(自体重のスクワット[椅子座り立ち運動],1回/8秒,5~10回)の血圧測定,身体活動量計およびアンケート票による運動習慣調査,体力測定(5M歩行,開眼片足立ち,10回椅子座り立ちテスト,握力など),血圧脈波検査(動脈スティフネス測定)を行った.現在は,それらの結果を解析中である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルスの影響により,「研究実績の概要」に記した通りに令和2年度の研究内容を変更したが,実験を実施できたのは令和3年2月の下旬,身体活動量計を回収できたのは3月上旬であった.そのため,データ解析が十分には進んでいない.その一方で,令和4年度に取り組む予定であった自体重スクワット時の血圧測定を予備的に実施することが出来た.これらを総合的に判断し,進行状況は「概ね順調」とした.
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルスの感染状況を見極めつつ,令和2~3年度に実施予定であった介入研究(6週間のトレーニング実験)を行い,有酸素性運動と低強度抵抗性運動による複合トレーニングが抵抗性運動時の血圧に及ぼす影響と,それらと酸化ストレスおよび抗酸化能との関連性を検討する.
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