2023 Fiscal Year Research-status Report
体重を免荷したランニング時の客観的応答および主観的応答の解明
Project/Area Number |
20K11336
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
増本 賢治 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (20553423)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ランニング / 体重免荷 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和5度には、体重を免荷した環境下での、側方ランニングおよび前方ランニング時の生体応答に関する、以下の研究を実施した。 本研究の目的は、体重を免荷した環境下での、側方ランニングおよび前方ランニング時の代謝応答、筋活動動態および主観的応答について、明らかにすることであった。健常成人を対象として、異なる体重免荷の割合での、側方ランニングおよび前方ランニング時の代謝応答、下肢筋活動および主観的応答を測定した。その結果、ランニング時の走行方向(側方および前方)の変化は、大腿直筋の筋活動量、ストライド頻度および自己選択速度に影響を及ぼす可能性が示唆された。また、ランニング時の体重免荷の割合(0%、20%および50%)の変化は、下肢筋活動(大腿直筋、大腿二頭筋、前脛骨筋および腓腹筋)、主観的応答、ストライド頻度および自己選択速度に影響を及ぼす可能性が示唆された。これらの研究結果は、現在、詳細な解析を進めており、学術論文として、国際誌に投稿準備中である。 また、令和5年度には、体重を免荷した環境下での後方ランニングおよび前方ランニング時の生体応答に関する学術論文も執筆した。本研究成果は、Human Movement Science誌に掲載された。 さらに、新型コロナウイルス感染症等の影響によって、これまで実施することができなかった研究については、海外研究協力者である、John Mercer教授(米国・ネバダ州立大学ラスベガス校)と連絡を取り、現在、研究(データ収集)を進めている最中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症等の影響によって、研究の実施が遅れているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も、継続して、体重を免荷した環境下でのランニングの運動処方の指針構築に貢献するための学術的研究を実施する。
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Causes of Carryover |
令和2年度、令和3年度および令和4年度には、新型コロナウイルス感染症等の影響によって、渡航・データ収集を実施することができなかったため、研究費を執行することができなかった。これまで実施することができなかった研究については、令和6年度以降に、実施する予定である。
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Research Products
(2 results)