2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
20K11364
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
東田 一彦 滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (50634466)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 骨格筋 / 鉄欠乏 / タンパク質合成 |
Outline of Annual Research Achievements |
鉄欠乏状態がタンパク質合成に及ぼす影響を検討するために、骨格筋培養細胞を鉄欠乏培地で48時間培養した。その結果、細胞内の鉄含有ミトコンドリアタンパク質含量が顕著に低下したものの、鉄を含まないタンパク質については変化が見られなかった。インスリンやBCAAなどのタンパク質合成促進刺激に対するタンパク質合成は、鉄欠乏状態では低下することが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度は培養細胞での実験が順調に進んだので、続いて実験動物を対象に研究を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
鉄欠乏モデルの実験動物を作成し、筋収縮などの筋タンパク質合成を促進する刺激に対して、鉄欠乏状態がどのような影響を与えるかを明らかにする。
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Causes of Carryover |
計画よりも順調に実験が進んだため、残金が発生した。
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