2021 Fiscal Year Research-status Report
AIテクノロジーとeスポーツによるスポーツ概念の拡張と境界についての現象学的研究
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20K11388
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
木庭 康樹 (上泉康樹) 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 准教授 (60375467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田井 健太郎 群馬大学, 教育学部, 准教授 (00454075)
佐々木 究 京都産業大学, 現代社会学部, 教授 (30577078)
柴沼 真 城西大学, 経営学部, 准教授 (40388674)
高根 信吾 常葉大学, 経営学部, 准教授 (70440609)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | AIテクノロジー / スポーツ現象学 / 映像分析 / eスポーツ / 身体図式 / エコロジカルトレーニング / アフォーダンス / スポーツ概念 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度も、新型コロナウィルス感染症の影響により、本研究の課題に即した海外学術調査や映像データの蒐集、インタビュー調査などを実施することができなかった。ただし、コロナ禍においても、関連文献の蒐集やオンラインでの研究会、ミーティングを毎月開催し、コロナの収束後の研究活動の再開向け、ある程度の準備を進めることができた。また、対面においては、少人数での打ち合わせや実技・分析の映像データの蒐集をいくつか実施できるようになってきている。そのほか、ライブ映像を使ったリアルタイム分析、ネットワークに繋がっていない環境でのオフライン分析、さらに作成したシーン映像ファイルのエクスポートなど、トッププロクラブの分析をサポートする高度で高品質な機能を全て利用できる「FL-UX社」との提携を進め、次年度の研究環境の向上に努めた。なお、研究代表者が、分担執筆で下記の著書を出版した。上泉康樹ほか著,樋口聡教授退職記念論集・編集委員会編集:「身心文化論としての『足球文化論』―サッカーの源泉をめぐる思索」『身心文化学習論』,創文企画,64 -85頁,2021.また、研究代表者が数本の原著論文を学術誌に投稿している。また、広島大学総合科学部特別研究においても、「スポーツの観戦方式の変容に関する研究―次世代型触覚メディアと体感型観戦の可能性に着目して―」というテーマで、本研究の課題内容の一部に関して研究が進められた。これらの研究実績をベースに次年度の研究を遂行していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の影響により、本研究の課題に即した海外学術調査や映像データの蒐集、インタビュー調査などを実施することができていない。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は、国内のプロクラブでのインタビュー調査や映像データの蒐集などが数多く実施可能となるので、集積したデータの分析や考察をすすめ、その成果を国内研究会や国内学会において研究発表や投稿論文、出版という形で公表を行う。本年度中に新型コロナウィルス感染症による海外渡航制限が緩和されれば、本研究の課題に即して海外における学術調査や映像データの蒐集、インタビュー調査などの実施を予定する。また、これに合わせて、本研究の研究成果を国際学会にて公表を計画しているが、海外渡航や対面での学会発表が困難な場合には、オンラインで積極的に国際学会へ参加し、研究成果の公表を行う。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症拡大のため、海外での学術調査や国際学会発表などが全く実施できず、次年度にそれらを実施延期することとし次年度使用額が生じている。
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Research Products
(7 results)