2020 Fiscal Year Research-status Report
Exercise therapy against the development of diabetic kidney disease
Project/Area Number |
20K11394
|
Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
原 健二 獨協医科大学, 医学部, 講師 (50438701)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 貢士 獨協医科大学, 医学部, 教授 (30396642)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 糖尿病 / 糖尿病性腎症 / 糖尿病運動療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は初年度として、本研究の実施のために以下を行った。1)株式会社東武スポーツとの定期会議:当初は、株式会社東武スポーツの近隣のフィットネスクラブ3店舗に対象者が入会し、マシンやプールを用いた運動トレーニングの実施を計画していた。しかし、昨今のコロナ禍による株式会社東武スポーツの業績不振のため、1店舗が閉鎖されることとなった。また多くの会員が集まる可能性があるフィットネスクラブに定期的に通うことは、感染拡大を防ぐ意味からも不適切と考え、計画の大幅な見直しが必要となった。 2)自宅実施用運動プログラムの作成:当初のフィットネスクラブでのマシンを用いたプログラムを作成したが、自宅において一人で実践できるプログラムに変更した。有酸素運動はウォーキングを中心とした。レジスタンス運動は、高齢者や運動初心者に向けた強度の低い自重プログラム5種目、さらに通常プログラムとして、8種目を負荷レベル毎に3段階の強度で作成した。3)運動プログラムの資料作成:①解説小冊子、②解説動画、③運動実践状況記入用紙を作成中である。そして4)対象者の選出 以上を行った。 さらにパイロットスタディとして、15名の糖尿病患者に、運動DVD「ダレデモダンス DVDつき一生元気に動ける身体!」を用いて運動療法を実践して頂いた。DVDを視聴することで、指導者なしでの自宅での運動療法の実施による患者の生活の質(QOL)の改善への影響をアンケート(SF-36v2 日本語版 スタンダード版)を行うことで解析中である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍による緊急事態宣言などで、東武スポーツの施設(ジム)が使用できなくなる期間があり、スポーツインストラクターによるジムでの運動療法の実践が遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
コロナ禍の間は、今年度行ったパイロットスタディのように、DVD視聴による自宅でもできる運動療法を用いて本研究計画を遂行していく。
|
Causes of Carryover |
今年度はコロナ禍による緊急事態宣言で東武スポーツの施設(ジム)が使用できない事が多く、施設使用料およびインストラクターへの謝礼として支出がほぼなかった。次年度はジム使用再開による上記経費への支出が見込まれ、かつ運動療法DVDの作成および動画配信への費用が計上されるため、十分に支出が見込まれる。
|