2021 Fiscal Year Research-status Report
若年アスリートの心臓系突然死予防における積極的心臓超音波検査の有用性
Project/Area Number |
20K11397
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
深尾 宏祐 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 先任准教授 (70598375)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森崎 裕子 公益財団法人日本心臓血圧研究振興会(臨床研究施設・研究部門), 臨床遺伝科医局, 科長 (40311451)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 若年アスリート / 心臓超音波検査 / 突然死予防 / マルファン症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
若年アスリートの突然死を減少させるために、積極的に心臓超音波検査を施行することの有用性を実証する研究である。しかしながら、2019年12月に中国、武漢で発症したCOVID-19が世界中でパンデミックを起こし、日本でも感染蔓延し、緊急事態宣言を繰り返し政府が出す状況となった。2020年度は、メディカルチェック時に必要に応じて高身長者や安静時心電図異常を認めた者に対して、積極的に心臓超音波検査を施行する計画だったのだが、コロナ禍でメディカルチェックがあまり行われず、心臓超音波検査も少量に留まった。2021年度もコロナ禍ではあったものの、健康診断は予定通り実施され、高身長者や安静時心電図検査の異常所見者は把握でき、研究室での心エコー検査に関しては感染対策に留意して施行したが、当初の予定通りには行うことができなかった。 また、日本バスケットボール協会でのアンダーカテゴリーの合宿等も中止や延期、さらにはコロナ感染予防対策のため、強化合宿場所が地方へ変更になり、こちらも検査が施行困難であった。 啓発活動に関しては、コロナ禍で移動が困難な状況であるため、積極的に勉強会や研修会を開催することができなかったが、今後はハイブリッドでの開催を考えている。 当面は、コロナ禍は続くことを鑑み、大学アスリートの心エコー検査を着実に進めつつ、啓発活動として、オンラインでの勉強会や研修会を企画し、実施したいと考えている。また、地方での円滑な心エコー検査実施のために必要なシステム構築についても検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響で若年アスリートの健康診断やメディカルチェックが中止または大幅な延期となったことと、心臓超音波検査自体が被検者と接触を伴う検査であることから、感染対策上、積極的に進めることが困難であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の感染状況次第ではあるが、2021年に引き続き2022年度の大学での健康診断はすでに終了しており、学内への学生の入校状況を鑑み、高身長者や安静時心電図異常のある対象者に対し、感染予防対策をしっかり行いつつ、心臓超音波検査も進めていく。 また、オンラインでの勉強会や研修会に関しては、共同研究者および日本バスケットボール協会や日本マルファン協会ともオンラインミーティングを行い、立案し実施できるよう準備を進める。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響で、検査や勉強会を予定通りに実施することができなかったため、研究に必要な壊れたPCを買い替え購入するに留まった。次年度は、感染予防対策にも予算を使用し、検査を実施する予定のため消耗品も増加し、謝金も支払うので使用額が大幅に増額すると予測される。
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Research Products
(7 results)