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2023 Fiscal Year Annual Research Report

Development of a stepping strategy measuring instrument

Research Project

Project/Area Number 20K11442
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

檜皮 貴子  新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (50463948)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長谷川 聖修  筑波大学, 体育系(名誉教授), 名誉教授 (10147126)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords離床反応時間 / 踏み出し距離 / 脚の移動速度 / 転倒誘発装置 / 転倒回避動作との類縁性
Outline of Annual Research Achievements

最終年度は,前年度に実施した測定データを分析し,「転倒回避動作を伴う「とっさの一歩」誘発装置の検討:若年者を対象として」をテーマに学会発表を行い,成果を得た,.
期間全体の成果として,「とっさの一歩」誘発装置で得られる「①離床反応時間」と「②踏み出し距離」,「③脚の移動速度」の3つの値と転倒予防と関連のある各種測定値との相関を明らかにできた.
まず,離床反応時間と開眼両脚立ちの外周面積に有意な正の相関が示され,外周面積が大きいほど反応時間が遅くなることが示された.このことより,立位姿勢で前方へ倒れる時や足を前方に踏み出す時には,転倒を回避するためにバランスをとる動作が深く関係しているものと考えられた.
2つ目に,踏み出し距離と右手握力に有意な正の相関(r = 0.349,p = 0.027) ,開眼両脚立ちの総軌跡長に有意な負の相関(r = -0.322,p = 0.043)が示された.転倒歴と握力には関連を有すると示されている研究が多く,本研究においても踏み出し距離と右手握力,脚の移動速度と左右の握力に正の相関が示された.全身筋力を間接的に評価する握力と本装置における測定値に相関が示されたことより,「とっさの一歩」誘発装置は,転倒予防や運動介入効果の検証に貢献できるものと考えられた.
3つ目に,脚の移動速度と右手握力,左手握力,最大一歩幅,左足足指筋力に有意な正の相関が,さらに,10m全力歩行には有意な負の相関が示された.転倒群が非転倒群よりも最大一歩幅や歩行速度が有意に低かった報告があることより,「とっさの一歩」誘発装置も転倒リスクが高い者ほど,脚の移動速度が低下する可能性が推察された.
既存の測定法に加えて,本研究で考案した装置を用いることで,実際の転倒状況に近い動作で転倒を回避できる能力を評価できる可能性が示された.

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 転倒回避動作を伴う「とっさの一歩」誘発装置の検討:若年者を対象として2023

    • Author(s)
      檜皮貴子 井上咲子 松浦稜 長谷川聖修
    • Organizer
      日本体育・スポーツ・健康学会 第73回大会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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