2021 Fiscal Year Research-status Report
力発揮調整に伴う脊髄α運動ニューロンの興奮性動態の解明
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20K11454
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| Research Institution | University of Marketing and Distribution Sciences |
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Principal Investigator |
関 和俊 流通科学大学, 人間社会学部, 教授 (30552210)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高原 皓全 吉備国際大学, 社会科学部, 講師 (20641327)
山口 英峰 吉備国際大学, 社会科学部, 教授 (30388996)
小野寺 昇 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (50160924)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | 力発揮調整能 / 脊髄α運動ニューロン / F波 / 潜時 / 筋電図 / 加齢 / 運動習慣 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
個人間・個人内差から力発揮加減の調整能を『脊髄α運動ニューロンの興奮性』から総合的に把握し、運動前・中・後の時間経過に伴う神経-筋系の亢進度合いを解明し、①運動習慣の有無・②加齢・③利き手、非利き手における各特長を把握することを目的としている。
新型コロナウイルスの影響を受け、当初の予定より大幅に実験着手を遅らせることになったが、若年者を対象として実験を開始した。
現在、解析を実施している段階であるが、20秒間の等尺性維持課題における力発揮調整力は、運動習慣の有無に関わらず、非利き手側が利き手側より調整力が劣っている傾向にある。特に、高強度運動において顕著であった。脊髄α運動ニューロンの興奮性の指標である誘発筋電図のF波出現頻度は、運動習慣の有る若年者において、運動前の安静時から非利き手側が利き手側より高かった。利き手側および非利き手側ともに、運動強度に依存し、F波出現頻度は高値を示したが、運動終了後、すぐに高強度運動であっても利き手側は安静レベルに戻るに対し、非利き手側は運動終了後40秒間高いままであった。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響を受け、当初の計画通りに進んでいない。
現在、研究課題１、研究課題２の若年者の実験は終了しているものの、解析中である。また、加齢の影響をみるため、高齢者への実験協力依頼が出来ていない状況である。感染予防に努めながら、実験を進める予定である。
なお、①実験解析に時間を要していること、②実験対象予定の高齢者への依頼をこれから行うため、補助事業期間を１年延長予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
一般的な感染予防策は出来ており、これまでの実験においても、実験協力者ならび実験担当者の感染はない。引き続き、感染予防に努めて、研究を進めていく。
現在、若年男性を対象に、【研究課題１】『筋力維持課題が力発揮調節能と誘発筋電図 F 波に及ぼす影響』、【研究課題２】『漸増・漸減負荷課題が力発揮調節能と誘発筋電図 F 波に及ぼす影響』-①運動習慣の有無、②加齢差および③利き手・非利き手からの検討-については、実験データの収集は終了している。ただ、全ての解析が終了していないため、引き続き、解析を行う予定である。
また、実験対象予定の高齢者への依頼が実施できていないため、感染状況を鑑みて、募集を実施していく。
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| Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響を受け、成果発表や研究分担者との打ち合わせなどでの旅費の使用が発生しなかった。また、実験自体も延長せざるを得ない状況であったため、謝金や物品費の使用がなかった。
本年度、当初の実験計画を進めるあたり、実験対象者への謝金や物品費として使用する。また、適時、成果発表として学会発表や研究分担者との打ち合わせなどでの旅費として使用する。
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Research Products
(2 results)
