2022 Fiscal Year Research-status Report
平泳ぎのあおり足キックの技術的特性の解明と新たな指導方略の開発
Project/Area Number |
20K11462
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
寺本 圭輔 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (70362308)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水藤 弘吏 三重大学, 教育学部, 准教授 (10513145)
鈴木 一成 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (50736767)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 平泳ぎ / あおり足 / 動作分析 / 初心者指導 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、水泳初心者のつまずきの原因かつ教授が困難である平泳ぎのキック動作について、筋電測定・動画分析により、あおり足キックの特徴を通常のキックと比較して明らかにすること、あおり足を誘発するメカニズムを明らかにすること、キック改善のための介入として申請者が考案した補助方法を含めた動作補助指導を実施し指導方略を開発することである。 具体的には、対象者は、1)25m以上程度の平泳ぎの泳力があり、キック動作ができる水泳初心者の大学生(平泳ぎキック群)、2)平泳ぎのキック動作ができない大学生(あおり足キック群)を選定し、25mの平泳ぎキック動作について、以下の測定aからdの評価項目を検証する。測定a) 筋電測定:水中筋電測定装置を用いて関連箇所の活動筋電位を測定する(前脛骨筋、腓腹筋、大腿直筋、大腿二頭筋、半膜様筋、母趾内転筋、脊柱起立筋)、測定b)動画分析:身体に貼付した発光マーカーを同期して3台の水中ビデオカメラにより撮影し、3次元画像解析法(DLT法)により動作分析を行う計画である。令和4年度も令和3年度同様にコロナウイルス禍での利用施設(屋内プール)の閉鎖やウイルス感染のリスク回避のため、プール内での実験を行うことができなかった。令和4年度は、令和3年度に新規で購入した筋電図測定装置の不調があったが、令和4年度前期に陸上での機器調整実験を行い、後期には水中での予備実験を繰り返し、測定実施が可能であることが確認できた。そのため、研究期間の延長を申請し、令和5年度より研究計画にある研究を進めている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和3年度と同様に、令和4年度も測定予定であった施設(屋内プール)がコロナウイルス禍による使用制限があり、また、コロナウイルス感染のリスク回避のため、前期に予定していた水中での研究実施はできなかった。そのため、陸上での機器調整のための実験を繰り返し、機器使用の確認ができた。後期より水中での予備実験を実施し、水中での実験が可能であることが確認できた。そのため、研究期間の延長を申請し、令和5年度に計画をしていた研究を可能な限り進める計画である。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度に水中での実験が可能であることが確認できたため、現在研究分担者とともに実験を進めている段階である。コロナウイルス禍や機器不調などの理由により研究の推進が計画より大幅に遅れているが、当初の計画よりも規模は小さくなる可能性があるものの可能な限り研究計画の目標を達成できるよう進めていきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
コロナウイルス禍で研究実験を計画通り進めることができなかったため、消耗品(電極等)の使用が少なかったために生じた残金であり、研究期間延長を申請して令和5年度に遅れている研究実験を進める際に使用をする。
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