女性の健康維持・増進に必要な骨格筋の量と質、運動・生活習慣を明らかにする

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K11474
• Research Institution: Chukyo University
• Principal Investigator: 太田 めぐみ 中京大学, 教養教育研究院, 教授 (20434342)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 骨格筋量 / 生活習慣 / 身体組成

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、30～40歳代の女性を対象とし、骨格筋の量的および質的な評価を行うとともに、運動習慣、身体活動量、食事摂取状況といった生活習慣を調査することで、骨格筋の量的・質的差異を生む要因について検討することを目的としている。
2020年度は、20名を対象とした横断データを取得する予定であったが、新型コロナウィルス（COVID-19）の感染拡大によりデータの取得を見送ることとした。具体的は、感染拡大防止の観点から人との接触を避ける必要があったこと、本務校から学外者との面会を控える旨の通達も出されたこと、いわゆる自粛生活で、これまでの日常生活とは異なる生活を送ることになった人が多いと考えられることから、身体活動量の測定や運動・生活習慣に関する質問紙調査がこれまでの身体活動量や運動・生活習慣を反映したものとならないと考えられたことが理由である。
データの取得は見送ることとなったが、2021年度以降に円滑に研究を進めることができるよう、骨格筋の質的な評価で使用する筋内脂肪の定量法に習熟するためのトレーニングを行った。また、骨格筋内の非収縮要素と糖代謝との関係についても検討する方向で、測定プロトコルを再検討した。さらに、予備的な測定を行い測定プロトコルを確認した。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

2020年度は新型コロナウィルス（COVID-19）の感染拡大防止の観点から、人との接触を避ける必要があったこと、本務校から学外者との面会を控える旨の通達があったこと、これまでの日常生活とは異なる生活を送ることになった人が多いと考えられたことを踏まえ、予定していた測定を行うことを見送ったため。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウィルスの感染状況にも拠るが、2021年度の後半には測定を開始したいと考えている。そこで、2021年度の前半に、被検者確保のための働きかけを多方面にかつ積極的に行い、スムーズな測定の実施に繋げたいと考えている。

Causes of Carryover

2020年度の必要経費の大部分は、データ取得に伴う消耗品や謝品の購入に充てる予定であった。しかしながら、2020年度は新型コロナウィルス（COVID-19）の感染拡大防止の観点から、データの取得を見送ったため、2020年度に配分された予算を2021年度に繰り越すことになった。
繰り越した予算は、2021年度のデータ取得の際に使用する。