2022 Fiscal Year Research-status Report
The mechanisms of power output after controlled force and/or velocity during eccentric contraction and and their application to resistance training.
Project/Area Number |
20K11475
|
Research Institution | Tokai Gakuen University |
Principal Investigator |
島 典広 東海学園大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70363653)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 反動動作 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、65歳以上の高齢者を対象に、いすの立ち座り動作の際にできるだけ素早く座り立つ動作でトレーニングする群と、1秒間で座り1秒で立つトレーニング、3秒間で座る3秒で立つトレーニング群に分け、1週間に1回、計12週間のトレーニングを実施する予定であった。具体的には、いす立ち座り動作のトレーニングのほか、カーフレイズも同様の速度で実施させ、これらのトレーニング前後に、10回いす立ち座りにおける時間や1回毎の速度やパワー、10m速歩、10段の階段昇段時間および10段の階段降段時間の計測、さらに一定スピードで座る動作を行った直後の反動動作を用いた立つ動作の速度やパワーを計測してトレーニング効果を検討する予定であった。コロナ禍も収束に向かいつつも愛知県では「まん延防止等重点措置」が発令され、特に高齢者を対象と考えていたことからトレーニングを実施することができなかった。一方、この期間において本研究課題に関連する研究を学術論文として掲載することができた。今後は高齢者から若者に対象を変更して反動動作を用いたトレーニングに応用できる研究へと変更する。具体的にはゴムチューブで負荷を強くして反動動作を行った場合や自体重およびアシスト器具によって地面への衝撃を変化させた場合の力学的作用や筋電図などの生体反応を用いて、若者から高齢者までトレーニングに応用できる方法を開発する。特に、反動を用いた切り返し動作の役割について明らかにする。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
3年目は高齢者を対象としたトレーニングを検討していたため、コロナ禍による「まん延防止等重点措置」が発令のため研究を進めていくことが困難であった。
|
Strategy for Future Research Activity |
2022年度で終了の予定であったが、2023年度まで1年間期間を延長して、高齢者から若者に対象を変更して本研究課題に関するトレーニング効果について最終年度は進めていく予定である。
|
Causes of Carryover |
研究の遂行が困難なため物品費および人件費の支出が抑えられたが、次年度は研究に必要な物品を購入し、分析についても人為的サポートを得ながら効率よく進めていく計画である。
|
Research Products
(10 results)