ランニング障害の予防に向けた教育アプリの開発

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K11488
• Research Institution: The University of Tokushima
• Principal Investigator: 山口 鉄生 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 教授 (80569731)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 掛井 秀一 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (80346585)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: ランニング障害 / 予防 / アプリ

Outline of Annual Research Achievements

股関節周囲筋、体幹筋、足部内在筋を中心とした筋力トレーニング、バランス訓練、各種柔軟運動、アライメント矯正、これらを含めたランニング障害予防プログラムを作成した。さらに、これらの動画を取り込んだアプリも完成しつつある。徳島県のスポーツ団体の指導者に対する講演会を行い（徳島スポーツ懇話会）、これらのプログラムについて紹介した。この際に、ランニング障害予防プログラムについて実際に介入研究を行う予定があることを指導者に伝えることができた。超音波診断装置（2020年度に購入）で評価を行う大学院生と学部学生のスキル向上のために定期的に超音波診断装置を使用している。

Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

ランニング障害予防プログラムを作成し、これらの動画を含んだアプリも完成しつつある。徳島県の指導者に予防プログラムに関する講演会も行い（徳島スポーツ懇話会）、実際の介入研究を行う予定があることも指導者に伝えることができた。日々の練習で超音波診断装置による評価スキルも向上している。

Strategy for Future Research Activity

徳島県内の強豪の高校陸上競技部に所属する中長距離男子選手を対象とする。学校ごとに予防トレーニングの実施に応じて、1. アプリ使用校(アプリ使用群)、2. 予防プログラム非実施校(非実施群)の2群に分け、前向きに2年間の傷害の発生率を調べる。各群20名を目安とする。プログラム開始時に身体機能(柔軟性, バランス能力, そして超音波診断装置を使った下肢の筋厚の測定)を評価する。

Causes of Carryover

2021年3月納品で4月支払いの分があったため。支払いが4月に完了する予定である。