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2023 Fiscal Year Research-status Report

Supporting program change understanding based on source code edit history

Research Project

Project/Area Number 20K11762
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

大森 隆行  静岡大学, 情報学部, 准教授 (90532903)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Keywords操作履歴グラフ / ソフトウェア進化 / プログラム変更理解 / 視覚化 / 統合開発環境 / 細粒度変更 / プログラム理解 / ソフトウェア開発支援
Outline of Annual Research Achievements

【操作履歴グラフの実装改善】従来の操作履歴グラフFOHG(Full-version Operation History Graph)の構築において大規模なソースコードに対する解析に非常に長い時間を要する問題を解消した。1000行のソースコードの事例で、これまでの約2000倍の速度でグラフ構築が可能となることを確認した。また、これまでは事実上扱うことができなかった1万行を超えるソースコードでもグラフ生成が可能となった。これまでに代表者らが得た操作履歴にツールを適用し、十分に実用的な性能でグラフ構築が可能であることを確認できた。このようにして構築されたグラフにより、長期間の開発の履歴においても、プログラム構成要素の変遷を容易に追跡することができる。実装改善の成果について国内学会において発表した。
【操作履歴メトリクスの応用】操作パターン分析からの着想により、操作履歴メトリクスに基づく履歴間類似度計測手法を考案した。現在、その応用についての検討を進めている。
【高抽象操作読上に基づく開発環境の検討】操作履歴の高度抽象化による変更理解支援からの着想により、高抽象度の操作を口頭で読み上げることによりソースコード記述を可能とする開発環境に関して検討を行った。関連手法について文献調査を行い、その結果を中心に、国内ワークショップにおいて発表した。
【操作履歴記録ツールの改善】従来の操作履歴記録ツールOperationRecorderの問題点であった、履歴の一部が記録できない問題を解消した。実験により、IDEの異常終了等の事象がない限り、履歴を正しく記録できることを確認できた。また、履歴に含まれるプライバシー情報の扱いに関しても検討を進めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

今年度実施を予定していたOperationReplayerに基づく履歴理解支援の評価実験は被験者が集まらなかったため実施できなかった。一方で、操作履歴グラフ構築や操作履歴パターン検出に関しては当初の予定を上回る成果が出ており、全体としてはおおむね順調に進行していると考える。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウイルス感染症の影響等により、全体の事業期間を5年に延長することとなった。今後は、これまでに実施できなかったOperationReplayerを用いた評価実験の他、今年度実装・実験・検討を進めた内容について論文にまとめる。

Causes of Carryover

【次年度使用額が生じた理由】コロナ禍により諸学会がオンライン開催となり旅費が不要になったため。
【使用計画】成果発表に使用する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2024 2023

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] キーボード入力できない開発者のための音声プログラミング環境実現に向けて2024

    • Author(s)
      大森隆行
    • Organizer
      情報処理学会ソフトウェア工学研究会,ウィンターワークショップ・イン・鹿児島
  • [Presentation] 拡張操作履歴グラフ構築の改善2023

    • Author(s)
      大森隆行
    • Organizer
      ソフトウェア工学の基礎XXX 日本ソフトウェア科学会FOSE2023

URL: 

Published: 2024-12-25  

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