2020 Fiscal Year Research-status Report
スマートフォンによるマルチバンドイメージングとアピアランス編集への応用
Project/Area Number |
20K11877
|
Research Institution | Kobe Institute of Computing / Graduate School of Information Technology |
Principal Investigator |
大寺 亮 神戸情報大学院大学, 情報技術研究科, 准教授 (50590410)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富永 昌二 長野大学, 企業情報学部, 研究員 (10103342)
西 省吾 大阪電気通信大学, 情報通信工学部, 准教授 (70411478)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | マルチバンドイメージング / 分光計測 / 分光画像 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、スマートフォンとLEDリングアレイ型照明を用いた携帯型マルチバンドイメージングシステムの実現を目的としている。 今年度は、複数台のスマートフォンカメラのセンサ感度を測定しデータベース作成を行った。 また、7色LEDリングアレイと小型コンピュータArduinoを使い、スマートフォンを用いた提案システムのプロトタイプを試作し、マルチバンドイメージングの精度を確認した。 今年度の補助金は、それらの研究を遂行するための物品購入費および学会参加費、研究打ち合わせや実験にかかる旅費等に当てられた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究のスケジュールとしてはおおむね順調に進展している。今後は、これまでのプロトタイプ開発から、実際の使用を想定したハードウェアを含めた本開発に移行する。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在は、スマートフォンとLEDリングアレイ型照明を用いた携帯型マルチバンドイメージングという目的自体は達成できているものの、一つのまとまったシステムとしては構築されていない。 研究計画全体に対する進捗は問題ないため、今後は研究分担者や外部企業と連携を取りながら、全体システムの実装を行っていくことを計画している。具体的には、ハードウェアの観点では、小型コンピュータとLEDリングアレイおよびバッテリーを一つにパッケージングすることが望ましく、ソフトウェアの観点では、画像の取得からマルチバンドイメージの出力までを、スマートフォンアプリケーションとしての実装を目標とする。また、最終年度ではそれまでの成果をアピアランス編集へ応用する。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響により、国内外への移動が制限されたため、旅費支出が予定よりも行われなかった。その分の助成金は、論文投稿費として使用することを計画している。
|
Research Products
(1 results)