2021 Fiscal Year Research-status Report
貢献・成長を把握可能にするGitHubを核としたソフトウェア開発PBL環境の開発
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20K12089
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
櫨山 淳雄 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70313278)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋浦 弘明 日本工業大学, 先進工学部, 准教授 (20597083)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ソフトウェア開発PBL / 貢献評価手法 / ファンクションポイント法 / GitHub |
Outline of Annual Research Achievements |
社会の情報化は大きく進展しつつあり、ソフトウェア技術者の育成は社会的課題である。その解決の1つとして、実践的なソフトウェア開発教育としてProjectBased Learning(PBL)が行われている。PBLの学習活動から学習者に自己の成長や貢献を気づかせることにより、学習意欲向上が期待される。本研究ではPBLで学習を進める学習者の成長や貢献を把握可能にするGitHubを基盤としたPBL環境の開発を目的とする。 2021年度は、大きく2点の研究成果をあげることができた。 (1)プロジェクト型のソフトウェア開発演習における実装工程でのメンバーごとの貢献を評価する手法として、ソフトウェアの規模見積り手法であるファンクションポイントを用いることを提案し、その有効性をケーススタディにより明らかにした。その成果を査読付国際会議に投稿し、審査の結果採録され、発表を行った。 (2)複数の学習者が参加するソフトウェア開発PBLにおける実装工程において、マージコンフリクト(編集上の競合)のログを収集し、どのファイルに対して、どのようなコンフリクトが発生しているかを可視化し、学習者にフィードバックすることにより、振り返りを可能にし、学習者の成長へとつなげるツールの開発を行った。 (3)COVID-19パンデミック下でのオンライン遠隔ソフトウェア開発PBLの実践について、実施方法、得られた成果について、洋書の1章で報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本課題では、ソフトウェア開発PBLにおける学習者の貢献、成長を把握可能な手法、環境の構築を目指している。実装工程における貢献を客観的、定量的に評価可能な手法の開発を行い、国際学会で発表することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
学習者が成長を感じることのできる定量的な指標の開発にチャレンジし、その成果も国際的な学会で積極的に発表していきたい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、成果発表の場である学会はほぼすべてオンラインにシフトしている。そのため、当初計画で計上していた旅費に支出することがなかった。2022年度も感染状況によるが、対面での学会が再開された場合には成果発表として旅費を支出する予定である。
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Research Products
(3 results)