2022 Fiscal Year Research-status Report
貢献・成長を把握可能にするGitHubを核としたソフトウェア開発PBL環境の開発
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20K12089
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
櫨山 淳雄 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70313278)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋浦 弘明 日本工業大学, 先進工学部, 准教授 (20597083)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | Project-Based Learning / ソフトウェア開発演習 / 貢献・成長の可視化 / iコンピテンシーディクショナリ |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は主として以下の2つの研究成果をあげることができた。 (1)本研究課題では、プロジェクト型ソフトウェア開発演習を行っている学習者が自身の貢献や成長を把握することを可能にする学習環境の構築を目指している。情報処理推進機構はソフトウェア開発におけるタスクとスキルを対応付けたiコンピテンシーディクショナリ(iCD)を提供している。本研究では、ソフトウェア開発演習で作成される成果物からタスクを抽出し、抽出したタスクとiCDのタスクを関連付けることにより、iCDにおいてそのタスクに関連づけられてスキルを抽出し、それらのタスクを学習者が身につけたスキルとして提示する学習環境を提案し、その設計を行った。この成果を学会の大会にて発表した。 (2)プロジェクト型ソフトウェア開発演習に関して発表されている学術論文に対してSystematic Literature Review(SLR)という手法を用いて、各々の研究においてどのような学習効果があるのか、また学習効果はどのように測定されているのかを明らかにした。スキルとしてジェネリックスキルとソフトウェア開発のテクニカルスキルに大別することができた。また、測定は主としてアンケート調査により行われていることが明らかになった。この成果を第29回アジア太平洋地区ソフトウェア工学国際会議(29th Asia-Pacific Software Engineering Conference (APSEC 2022))においてポスター発表し、最優秀ポスター賞を受賞した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本課題では、ソフトウェア開発PBLにおける学習者の貢献、成長を把握可能な手法、学習環境の構築を目指している。iコンピテンシーディクショナリ(iCD)により、学習成果物からタスクを抽出し、それをiCDのタスクに関連付けることができれば、iCDのタスクとスキルの関係から、そのタスクを行った学習者が身につけたと考えられるスキルを抽出できる可能性があることが明らかにできた。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究が構築を目指す学習環境の方向性が明らかになった。この学習環境の方式設計を完了し、環境構築を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症の影響により、研究が若干遅延を来したことにともない、研究成果の発表に遅れが発生している状況である。研究を1年延長して、研究開発を完成し、その成果を発表する予定である。
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Research Products
(3 results)