2021 Fiscal Year Research-status Report
高山から山地における紅葉の時期および色付きの強さに対する気候影響の解明
Project/Area Number |
20K12268
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Research Institution | National Institute for Environmental Studies |
Principal Investigator |
小出 大 国立研究開発法人国立環境研究所, 気候変動適応センター, 研究員 (50761061)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 観測 / データベース / 解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
夏季に野外におけるマルチスペクトルドローンを用いた植生活性度の調査を本格的に実施し、高山帯2箇所、山地帯3箇所での観測を無事に終了した。秋季の紅葉の色づきについても同地点で観測データを収集しており、最終年度に向けて解析作業を進めている。国内のライブカメラから定期的に画像データをダウンロードするプログラムの開発が無事に終了し、実際の2021年における紅葉の画像データを蓄積できたため、こちらも最終年度に向けて解析を進めている。 また今年度はTerra/Aqua衛星に搭載されたMODISセンサーのデータを用いて解析した白神山地と妙高戸隠連山国立公園におけるブナの黄葉モデリングの内容について、森林学会にて発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ影響がある程度落ち着いてきた中で、当初想定していた量の野外観測がやっと行えた。またライブカメラのデータベースについても、想定していた数のサイトデータが集まっている。また成果発表についても学会発表を行えた。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度であるため解析作業と学会や論文などの成果発表の作業をメインとするが、マルチスペクトルドローンを使った野外観測も年数が少ないところであるため、今年も観測に行く予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ影響を鑑みて野外調査の件数をある程度抑えたため。また最終年度の解析補助作業としてある程度予算を残しておく必要があったため。
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