2021 Fiscal Year Research-status Report
地盤沈下を考慮した海面上昇への適応費用分析ーベトナムを事例にー
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20K12300
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
熊野 直子 愛媛大学, 農学研究科, 講師 (70711638)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ベトナム / 地盤沈下 / 灌漑 / 海面上昇 / 気候変動 / 適応費用 / 費用分析 / 堤防 |
Outline of Annual Research Achievements |
引き続き海面上昇によって必要になる堤防の高さを考慮した適応費用の費用便益を算出した。実際にベトナムで用いられている防護方法を参考に、国や地域にも範囲を広げた。その結果、ベトナムは被害の被害額が大きくなり費用便益が大きくなることを確認できた。 また、ベトナムへの渡航が無理であったため、協力者とTV会議等で、密に連絡を取りデータ収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度に引き続き費用分析を行なった。昨年度も渡航が無理であったため、協力者のもとデータ収集を主に行った。主にメコンデルタ地域の井戸の位置とそれぞれの取水量、地下水位のデータを収集した。これらのデータをもとに次年度から分析を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の地盤沈下量、土地利用、地下水位をもとにこれらの相互関係を分析する。今後の地盤沈下量も予測まで試みる予定である。
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Causes of Carryover |
感染症の流行のため、出張・渡航が不可能になり、必要な費用が減少した。この分を次年度に行う解析に用いるソフト代金に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)