2021 Fiscal Year Research-status Report
Building of the local city revival scheme by cooperative and chain type utilization of idle real estate
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20K12302
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
周藤 利一 横浜市立大学, 都市社会文化研究科, 客員教授 (20612534)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中城 康彦 明海大学, 不動産学部, 教授 (30286009)
小杉 学 明海大学, 不動産学部, 准教授 (30410856)
原野 啓 明海大学, 不動産学部, 准教授 (30848495)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 空き地 / 空き家 / ランドバンク / 都市再生推進法人 / まちづくりファンド / 創業支援 / 産学官連携 / 地方都市再生 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)先進事例調査として、2021年7月9日、岩手県紫波町を訪問し、オガール企画合同会社の八重嶋雄光氏に対するヒアリングとオガールプロジェクト施設の視察を実施した。この調査には、かみのやまランドバンクと上山市の関係者も同行し、ランドバンクの事業活動と市の職員教育の成果も上げた。 2)上山市におけるフィールドワークとして、2021年4月27日、NPO法人かみのやまラングバンク令和3年度総会に参加し、令和2年度事業報告及び決算報告、令和3年度事業計画及び予算を議論した。今年度は都市再生推進法人の認定と特定認定NPOの認定を受け、財務基盤を強化して事業活動を展開できるようになった。5月28日、第2回空き家を利活用としての創業支援検討会に参加した。7月4日、旧澤の湯再生プランの学生コンペに参加して審査を行った。9月9日、日本建築学会学術講演会で山形県上山市における空き家・遊休不動産活用事業:ランドバンク事業による地方都市再生に関する研究その1として発表した。10月21日、第3回空き家を利活用としての創業支援検討会に参加した。 3)玖珠町については、町が検討する玖珠中学校跡地の利活用に対して、7月11日、大分県玖珠町学校等跡地の施設利活用についての提案を提出し、広域的かつ多様な需要の掘り起こしによる利活用の可能性を提示した。休止していた玖珠町農業・畜産公園カーベルダンドくすの再開に向けて、7月20日、現地視察と調査を行い、12月22日、玖珠町農業・畜産公園カーベルダンドくす指定管理候補者選定委員長として、企画提案を審査して候補者を確定した。2021年2月27日から3月1日、玖珠町の空き家調査を行い、3月31日、分析結果を玖珠町所在の空き家の利活用等に関する調査報告書として提示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1)上山市については、コロナ禍のため、対面調査など対人接触型の調査研究活動が実施できなかった。 2)玖珠町については、コロナ禍のため、現地での研究活動を開始できるようになったのが、年度末であった。
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Strategy for Future Research Activity |
1)上山市については、対面調査を実施するなど現地での調査研究活動を重ねて研究データを蓄積する。 2)玖珠町については、現地での調査研究活動を本格化させて、研究データを特石する。 3)上山市と玖珠町における研究データの蓄積を分析・検討して、地域再生方策のあり方を検討し、地域再生スキームを構築し、研究成果としてとりまとめを行う。
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Causes of Carryover |
2021年度は新型コロナウィルス問題のため、上山市及び玖珠町における現地での調査研究活動が著しく制約されたため、当初予定していた使用額を使用することができなかった。2022年度は、前年度分も含めて調査研究活動を実施するので、繰越額として使用する計画である。
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Research Products
(4 results)