2021 Fiscal Year Research-status Report
The problem of adaptation of Sakhalin returnees to host society in Ansan city, South Korea: Focusing on young generation.
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20K12366
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
パイチャゼ スヴェトラナ 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (10552664)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 帰国者 / 帰国制度 / 母語教育 / アイデンティティ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究で2世以降のサハリン帰国者の体験を視野に入れ、次の問題を明らかにするプロジェクトである。1.政治的・社会的・文化的包括や排除のメカニズムを検討する、2. サハリン帰国者のホスト社会への適応問題の特徴を明らかにする、3. 帰国者と他の朝鮮族移民特との関係の中で発生するナショナル及びエスニック帰属意識を考察する、4.日本のサハリン帰国者と比較しながら韓国の2世・3世性の自己アイデンティティーや各言語に関する意識を明らかにする。 2021年度の研究は主に日本と韓国における母語としてロシア語教育およびバイリンガル教育の比較研究である。 この考察を進めるに当たって2021年に 「バイリンガルの子どもたちの教育システム形成と教材作成」 (2021年10月23日-24日、オンライン)国際シンポジウムを主催し、コメントを行った。また、2021年度に韓国におけるロシア語話者の教育の現地調査が困難であり、SNSなどのメディアを分析し、教員にオンラインで質問した。この結果は、2020年の結果とともに”Continual migrants: Identity, Language and Education of Sakhalin Japanese and Koreans”(Springer Nature、2022年7月出版予定)の一部になった。また、2021年ー2022年の初め、パンデミックおよび国際事情がロシア語母語話者の帰国者・移民に大きな影響を当て、日本や韓国も例外ではなかった。移動を不可能にする国境の閉鎖の一方で、「韓国系」 「日本系」の難民の生じた現状になった。この現状の考察は次年度スタートをし、この研究の結果をまとめたらと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
理由 コロナウイルスのパンデミックのため、韓国への旅行とフィールドワークは困難であり、学校を直接訪問することも不可能だった。 そのため、今年はSNSなどのメディアの資料を収集し、調査を進みました。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年9月は安山市、仁川市の現地調査を行う予定です。可能であれば、釜山市やソウル市のロシア学校を調査する。韓国の移住したロシア語母語話者(主に両親と子ども)へのインタビュー調査も実施する。コロナや政治的な状況によって韓国に渡ることが不可能になった人々や、難民のステータスで韓国に移住した人々の状況を考察する。
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Research Products
(3 results)