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2020 Fiscal Year Research-status Report

観光地における創造的環境の成立要因に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20K12413
Research InstitutionToyo University

Principal Investigator

佐野 浩祥  東洋大学, 国際観光学部, 教授 (50449310)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水野 雅男  法政大学, 現代福祉学部, 教授 (20547088)
丸谷 耕太  金沢大学, 人間科学系, 准教授 (50749356)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords創造的環境 / 創造都市論 / セレンディピティ
Outline of Annual Research Achievements

本研究におけるキー概念である「創造的環境」に関して言及している先行研究を渉猟し、概念整理を行った。創造的環境について最初に言及しているのは、都市計画の泰斗であるピーター・ホールであると思われ、彼の著書「Cities in civilization」(1998年)において、創造都市の都市空間に創造的環境の存在を指摘している。創造的環境には2つの側面があり、一つは「心理的および社会的特性の長期にわたる蓄積、世代を超えた一種の文化的複製(特に芸術や思想)」、もう一つは「セレンディピティの要素:人々が出会い、話し、音楽や言葉を聞き、ダンスを踊り、考えを取り入れる」である。この2つの側面が、創造的環境の重要な概念だと考えられる。他方、マイク・ダグラス(2013)は「創造的な環境」の概念を「公式または非公式に、有形または無形の、地方の経済活動に従事している地域社会の地方の空間または空間的で陽気な兆候」と説明している。また、創造的環境はアジアで一般的でユニークな現象であるものの、現在、繁栄する新自由主義の脅威にさらされていると指摘している。創造的環境に言及した先行研究はそれほど多くはなかったため、概念整理や事例収集のためのデータベースを作成するには至っていない。しかしながら、それらを詳細に見ていくと、創造的環境の多面的側面が明らかとなった。引き続き、先行研究の収集を進めていく。また、DMOに対するアンケート調査を進める準備段階として、DMOに関する各種情報を収集しているところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

コロナ禍の影響により専門家ヒアリング調査ができていないため。

Strategy for Future Research Activity

コロナ禍で遅れている専門家ヒアリング調査、DMOに対するアンケート調査に係る準備を進めていく。また、現地調査の対象となる事例を収集し、コロナ禍の状況を勘案しながら現地調査の対象地を検討するなどして柔軟に対応していく。

Causes of Carryover

コロナ禍の影響により専門家ヒアリング調査を実施できておらず、それに係る費用を支出していないため。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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