2021 Fiscal Year Research-status Report
Study on construction of academic base for wellness tourism
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20K12426
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
荒川 雅志 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (70423738)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ウェルネスツーリズム / ウェルネス / ヘルスツーリズム / ヘルスケア / スパ / 温泉 / 海洋療法 / 健康経営 |
Outline of Annual Research Achievements |
ウェルネスツーリズムは、世界中で6億9000万人が参加、全世界旅行収入の15.6%を占める最も成長著しい観光形態であるが、日本ではニューツーリズムに位置づけられ近年ようやく認知されつつあり、その体系的整理や根拠に基づく学術基盤は脆弱である。我が国で先駆的にウェルネスツーリズムの産官学連携研究を進めてきた申請者の先行研究をもとに本研究では日本およびアジアのウェルネスツーリズムの学術基盤構築を実施する。 令和2年度のウェルネスツーリズム学術文献収集、整理データに基づき令和3年度ではウェルネスツーリズムモデル開発、モニター検証を計画していたが、コロナ禍で健康効果評価などを生理的定量的に評価するための対面調査が困難であったことから、ウェルネスツーリズムの軸となるウェルネス研究レビューを実施、ウェルネス概念の整理からポストコロナの新しい時代のウェルネス、ウェルネスツーリズムを発信する2本の寄稿論文にまとめた。またアジアのウェルネスを議論していく海外研究者との共同研究は対面からオンライン形式に変更し順調に進めることができ、韓国東亜大学Kang Hyung Sook教授との共同研究ではウェルネスツーリズムを構成する主要なコンテンツとして温泉(SPA)に着目し、沖縄の温泉の最新状況をすべて取材、論文執筆をおこない、2022年発行の韓国国際学会誌に掲載予定である。また、共同研究の一環として韓国の大学で初の「ウェルネスツーリズム論」をカリキュラム共同開発、東亜大学で開講した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍で対面での研究打ち合わせやモニタ―検証、フィールド調査を一部遂行できなかったが、オンラインへの代替や文献調査を中心に当初予定を補完遂行することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナ感染拡大の状況次第ではあるが、オンラインによるヒアリング調査、文献調査、研究打ち合わせへの代替など柔軟に対応し、予定する成果を補完できる研究成果を目指すものとする。
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Causes of Carryover |
旅費計画において航空代宿泊代当初見積もりからダイナミックパッケージ手配による差額が生じた。次年度執行に組み込んで計画的に執行する。
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Research Products
(2 results)