2021 Fiscal Year Research-status Report
観光まちづくりを牽引しうるリーダー像の構築とリーダー育成プログラムの開発
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20K12434
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Research Institution | Takasaki City University of Economics |
Principal Investigator |
井手 拓郎 高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (90583716)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 観光まちづくり / 観光地域づくり / リーダーシップ / 人材育成 |
Outline of Annual Research Achievements |
観光地域づくり人材育成の取り組み実態を明らかにするため、日本の47都道府県庁を対象とした質問紙調査を行った。その結果をまとめ、日本観光研究学会の学術誌『観光研究』Vol.33特集号に投稿を行い、査読付き論文として採択された。論文題名は「観光地域づくり人材育成の現状と課題―都道府県庁の取り組み把握を通して―」(単著)である。本論文は、第36回日本観光研究学会全国大会での発表義務付であったため、2021年12月4日に発表も行った。本研究では40の都道府県から回答が得られ、分析の結果、次のことが明らかになった。各都道府県においては近年、さまざまな人材育成の取り組みが実施されてきており、中でも観光地域づくりの核となる人材の育成が注目されている。また、取り組み内容は多岐にわたり、その中から複数を組み合わせることが多い傾向にある。さらに、研修の参加者を集めることや研修受講者の事後支援が課題となっている。 上記のほかに夏季及び冬季に本課題に関する調査出張を行う予定であったが、同時期に新型コロナウイルス感染症の感染拡大が顕著となり、調査出張を見送った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
観光まちづくりにおけるリーダーシップについて検討するための調査を夏季及び冬季に予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を踏まえ、2021年度の調査出張を見送った。
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Strategy for Future Research Activity |
観光まちづくりにおけるリーダーシップの分析を行うため、対象(観光まちづくり推進組織)の選定及び依頼を進め、夏季や冬季に調査を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を踏まえ、予定した調査出張をすべて見送ったため。
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Research Products
(2 results)