2022 Fiscal Year Research-status Report
観光まちづくりを牽引しうるリーダー像の構築とリーダー育成プログラムの開発
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20K12434
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Research Institution | Takasaki City University of Economics |
Principal Investigator |
井手 拓郎 高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (90583716)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 観光まちづくり / 観光地域づくり / リーダーシップ / 人材育成 |
Outline of Annual Research Achievements |
観光まちづくりにおけるフォロワーの視点から見たリーダーのリーダーシップについて検討するため、観光庁に登録されている観光地域づくり法人の中で、単独市区町村の区域を対象とする地域DMOを対象とし、その職員に調査を行った。具体的には4つの地域DMOの協力を得て半構造化面接による職員インタビューを実施し、現在、その調査結果の分析及び論文執筆を進めている。 また、観光まちづくりにおける共有型リーダーシップの有効性について検討するため、秋田県某地域でのフィールドワークを行った。さらに、地域における人材育成の実態を把握するため、おもに山形県において行政職員向けのファシリテーション研修、事業者職員向けのブランディング研修を受託している事業者にインタビューを行った。 そして、観光人材育成に積極的な北海道の取り組みを把握するため、北海道観光振興機構及び北海道大学観光学高等研究センターを訪問し、それぞれの観光人材育成の取り組みを調査した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
他の業務との兼ね合い、また新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を踏まえながら調査出張の日程調整を行っていたことにより、実際の調査実施が当初予定よりも遅れた。そのため、その調査結果の取りまとめ、論文等の執筆が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
他の業務との時間調整が難しい状況にあるが、2022年度の調査で収集したインタビューデータの分析、それに基づいた論文を順次執筆する。
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Causes of Carryover |
2023年3月に行ったインタビュー調査のテープ起こし費用や、追加出張調査の旅費、その他文献の購入や論文執筆・投稿の費用に充てる予定である。
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