2023 Fiscal Year Research-status Report
観光まちづくりを牽引しうるリーダー像の構築とリーダー育成プログラムの開発
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20K12434
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Research Institution | Takasaki City University of Economics |
Principal Investigator |
井手 拓郎 高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (90583716)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 観光まちづくり / 観光地域づくり / リーダーシップ / 人材育成 |
Outline of Annual Research Achievements |
前橋のまちなかづくりについてまとめた論考を、書籍の一部として発表することができた(『大学的群馬ガイド:こだわりの歩き方』第7章)。 また、地域DMO職員を観光地域づくりにおけるフォロワーと位置づけて行ったリーダーのリーダーシップに関するインタビュー調査(2022年度実施)の結果分析、及びそれに基づく論文の執筆を行った。その論文は学術誌に投稿し、審査中の段階である。 さらに、観光まちづくりにおける共有型リーダーシップについて検討するため、秋田県某地域においてインタビュー調査を行った。このインタビュー調査結果、及びこれまでの参与観察に基づき、論文の構成検討に着手した。 加えて、これまでの文献調査や実態調査に基づき、リーダーシップ教育を試行した。具体的には、非常勤講師として担当している科目において受講生のリーダーシップ開発を促す教育実践を行った。その実践内容は、日本観光ホスピタリティ教育学会第23回全国大会において報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を大きく受けた2020年度・2021年度の遅れを取り戻すべく、2022年度・2023年度は積極的にフィールドワークやインタビュー調査を行った。しかし、他の業務との兼ね合いで、調査結果の整理・分析、それに基づく論文執筆が遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
他の業務との時間調整を行いながら、審査中のリーダーのリーダーシップに関する論文の修正、及び観光まちづくりにおける共有型リーダーシップに関する追加調査や論文執筆を進めていき、それぞれ今年度中に公表したい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大時の2020年度・2021年度の遅れにより、調査や論文執筆が全体的に遅れ、次年度使用額が生じた。追加調査や文献購入、論文執筆・投稿・公表の費用に充てる予定である。
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