2022 Fiscal Year Research-status Report
Study of Spirit Possessions and Their Genders among Religious Practitioners
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20K12458
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Research Institution | Shiga University |
Principal Investigator |
福浦 厚子 滋賀大学, 経済学系, 教授 (90283548)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福浦 一男 桐蔭横浜大学, スポーツ健康政策学部, 准教授 (80425016)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 憑依 / ジェンダー / 超自然的存在 / 霊媒 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画において令和2、3年度に予定していた現地調査がCOVID-19の影響により中止となった。今年度は代表者である福浦厚子は感染状況が改善され計画初年度に予定していたシンガポールでの調査を実施した。儀礼における宗教職能者と超自然的存在の関係性について職能者や現地研究者と意見交換した。成果の一部は2023年度に国際学会で発表する。その議論を踏まえ論文として公刊する予定。研究分担者の福浦一男は北タイとバンコクで憑依宗教における研究調査を実施した。同氏はその成果を2022年4月NUS Pressより出版されたHolly High編の共著書 “Stone Masters”として公刊した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究課題を実施するにあたって、当初予定していた調査先であるシンガポール、マレーシア、タイのCOVID-19の感染状況は2022年度においても予測不能であった。また日本からの出入国に関していくつもの条件があったため、容易には往来ができなくなっていた。そのような事態が制約となり、現地調査は研究計画当初の予定とおりには進まなかった。また訪問先でも、直接的な対話がCOVID-19以前のような流儀で実施できたわけではない。現地の宗教的諸活動も感染予防に配慮し、少しずつ変更を強いられているのが現状であり、そういった事態の変更に対応しつつ本研究を安定的に実現するべく今後は取り戻せるように務めることとしたい。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、本研究課題については遅れを回復できるように配慮しつつ、また現地調査先の状況の回復も視野に入れて実施するように取り組む予定である。今年度、研究代表者の福浦厚子はマレーシアを主として調査を実施するとともに、さらに本研究のテーマに関わってシンガポールの調査も予定している。また、2023年度中に実施する国際学会での成果をまとめて公刊できるよう取り組む。 研究分担者の福浦一男は本研究課題のテーマに関わってタイ・バンコクでの調査を予定している。本研究課題について専門家の意見を取り入れ、方法論や視点を更新しながら憑依宗教儀礼におけるジェンダーの逆転、ジェンダーの階層性等について明らかにするべく研究を推進する。
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Causes of Carryover |
令和2,3年度とCovid-19の感染拡大により、当初計画していた調査が実施することができず、資料調査のみとなったため。それにより予算変更の影響が令和4年度にまで及んだことが理由となっている。
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Research Products
(1 results)