2021 Fiscal Year Research-status Report
女性の連帯が女性議員を増やすメカニズム-ルワンダと日本との比較政治学的研究
Project/Area Number |
20K12473
|
Research Institution | Kyoto Women's University |
Principal Investigator |
戸田 真紀子 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (40248183)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | ジェンダー / 家父長制社会 / 女性の政治参加 / 日本 / アフリカ |
Outline of Annual Research Achievements |
大変残念なことであるが、新型コロナウイルス感染症の感染状況が改善されなかったため、予定通りの研究を進めることはできなかった。コロナ感染拡大による渡航制限により、2021年8月に予定していたルワンダでの現地調査(アンケートとインタビューの実施)はすべてキャンセルとなり、現地の研究協力者であるバイセンゲ先生(プロテスタント人文・社会科学大学/PIASS)とメールで今後の研究計画についての打ち合わせを行うだけとなった。このため、2021年度の研究は、明治以来の女性の政治参加に関する文献調査を引き続き行ったことと、これまでの調査結果を整理し、翌年度(第一回目の調査は2022年5月に予定)に予定している女性議員や女性議員増加に尽力しているNPO関係者へのインタビュー調査の準備を行ったことが主な活動となった。対面でのインタビューができない中でも、協力をお願いした研究者のご尽力のおかげで、地域のリーダー的存在の議員、中堅議員、若手議員、そしてそれを支えるNPO法人の関係者と、人脈が広がり、皆様のご好意で、本研究の主要テーマである「女性の連帯」について重要な情報を提供していただいている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
勤務地が緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域になったことで、勤務先の学園長名で出張は原則禁止とされ、海外調査はもちろんのこと、国内調査 にも出向くことがなかなかできなかったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
ルワンダでの調査は現地の研究協力者であるバイセンゲ先生にご協力いただくことになっており、研究代表者のルワンダ渡航は難しいとしても、2022年度は研究の前進が期待できる。研究代表者は日本での調査をさらに拡大、深化させるべく、準備を進めている。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、勤務地が緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域になったことで、勤務先の学園長名で出張は原則禁止とされ、海外調査はもちろんのこと、国内調査 にも出向くことがなかなかできなかったため。2022年度に海外調査ができるかどうかも新型コロナウイルス感染症の感染状況になるが、現地の研究協力者が必要な調査を行うことになっており、その調査に対する経費と、研究代表者が行う国内調査に対する経費とに主に使用する予定である。
|
Research Products
(1 results)