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2023 Fiscal Year Annual Research Report

"Practice and knowledge" of the support team in research data management

Research Project

Project/Area Number 20K12558
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

國本 千裕  千葉大学, アカデミック・リンク・センター, 准教授 (10599129)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords研究データサービス / 研究データ管理 / 支援人材 / 専門職 / 実践知 / 知識活用 / データマネジメント / 研究支援
Outline of Annual Research Achievements

最終年度は、補足フィールドワークとポストインタビューを実施し、最も長期間フィールドワークを実施した米国の1大学を例に、研究データサービスの実態と連携に関する学術論文を執筆した。具体的には、1)総合研究大学における研究データサービスの実施体制、2)研究データサービス部門が行う「汎用的な研究データサービス」の詳細、3)図書館のサブジェクトライブラリアンが行う「専門的な研究データサービス」の詳細、4)学内他部署(例:研究推進・情報・セキュリティ・法務)との連携、5)学外の専門職ネットワークの活用など、総合大学で研究データサービスを円滑運用するための全体像を示した。
本研究では、COVID19パンデミックの影響を受け、フィールドワークの地域・対象校・対象者・数等に多くの変更を加えざるを得なかった。一方で、当初目的どおりに海外総合研究大学における現地調査(サービス提供の現場における観察調査・支援人材への個別インタビュー)を実施し以下の成果を上げることができた。
STEP1の網羅的文献調査からは、研究データサービスを構成するサービスファセットを明確化し、研究データ管理の支援実態と支援人材の知識活用を分析するための、発見的アプローチ(heuristic approach)の有効性を確認した。STEP2の現地調査では、同じサービスでもRDS部門と図書館で提供されるサービス内容や特性が異なり、その背景に、両者の専門知識の差異があること、また、その差異を活かした連携が行われていた実例(例:データマネジメントプランのレビュー、ワークショップなど)を明らかにした。STEP3の知識分析では上記の米国1大学に加え、別の総合大学でも調査を実施し、研究データサービスには「普遍的なサービスファセット」と「大学ごとに異なるサービスファセット」が存在し、支援人材の必要知識もこれに左右される可能性を示した。

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Published: 2024-12-25  

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